日々子どもと接していると顔色やご機嫌で
「何かあったかな」
と勘が働くことがありますよね。
この時(昨年8~9月くらい)もそうでした。
サッカー練習後に何気なくいろいろ聞いていると、ツバをかけられたと話をしてくれました。
「そんなことをする子がいるの?」
とかなりビックリしましたが、息子の他にも顔にツバをかけられた子がいたようでした。
コロナ関係なく、
ちょっとコレはいかんですよね。
でもコレが現実でした。
サッカーだけでなく、野球、バスケその他スポーツもコーチの目が届かないところでトラブルを抱える子どもは一定数いるのだろうなぁと感じました。みなさんのお子さんも注意してあげてくださいね。
ツバをかけた子は、トラブルのウワサが絶えない子でコーチも大変だったと思います。当時は、サッカーチームを辞めさせられる話もあがっていたほどのヤンチャぶり。
ただサッカーをするときの姿勢は一生懸命でやる気マンマン、伸びしろを感じさせる子でした。息子の成長と共に見守っていきたい気持ちもありましたので、コーチに報告するかどうか迷いました。
息子には
「やめろ」
と相手に対して強く伝えなさいとアドバイスしました。
それでも悪さをしてくるようであれば、
「お父さんがコーチに呼び出されてもいいから抵抗しな」
とも伝え、取っ組み合いの練習も何度かしておきました。(^^;)
ケンカには勝っても負けてもいいので、めんどくさいヤツと思わせるだけでも状況は変わります。
それと小学生のうちに大きなケンカの一つや二つしておいた方が良いと思っています。殴られれば痛いですし、身体にキズができるかもしれません。そういったリスクがあることを力の弱い小学生のうちに学んでおくのも勉強です。当たり前ですけど、ケンカはしないのが一番ですからね。
息子と他のメンバーがツバをかけられた事をコーチに伝えたらその子が辞めさせられてしまう可能性もありましたので、しばらく様子を見ることにしました。
ほんと親がどこまで介入するべきか悩みどころですよね。(基本的には介入しないと決めています)
とりあえず練習の後、息子が仲間と遊んでいる隙をみてその子と話をしてみることにしました。もちろんその子とは顔見知りですよー。(^^)
わたし : 最近、パスも出せるようになって上手くなってきたなぁ。ドリブルもカッチョえーよ
その子 : うん
わたし : ちゃんとコーチの言うこと聞いて沢山練習するんだよ
その子 : うん
わたし : まだまだ上手くなるから、その調子でがんばりな!
※会話は本心で、いつも頼もしいプレーでチームのために動き回って活躍してくれています
その子の肩にそっと手を置いて、その場を去りました。
会話をしたときは「ツバの件」には触れてません。
「僕のプレーを見て褒めてくれた」
という事がどう影響するのか見てみることにしました。何も変わらないかもしれないですが、私と息子が親子だと知っているので、抑制になればとも思っています。。。(^^)
昨年4月にスクールからサッカーチームに移ってからは、サッカー練習に行きたくない日もあったかと思いますが、決めた曜日と土日の試合には休まず通ってくれました。
最初の半年は思いっきりプレーが出来ない状態。
消化不良の試合が続いていましたので、とにかく自信が持てる技術を身につける必要があると感じてました。
とは言っても、
技術を身につけたところでメンバーとの関係性が改善されるわけではないので、やりにくさは残りますよね。職場と同じです。圧倒的な巧さを身につければ良いですけど、なかなかそうはいかないので悩みどころです。
「4月、5月が一番きつかった」
のちに息子が教えてくれたことですが、よく乗り切ったなぁと思います。
さすがにコレを聞かされたときは、
お父ちゃんが一緒に練習したるって思いましたね。
とにかく上手くなるしかないです。
自主練では、サッカーの基本でもある「止める・蹴る・運ぶ」の練習を何度も何度も繰り返しました。最近は、試合や練習でも自然に体が動くようになり、プレーに躍動感も出てきました。
(あと少しかな。。)
(いや、まだまだ技術もパワーも不足。。)
以前の記事にも書きましたが、
上の学年は問題ないのですが、仲間同士の罵り合いや反則プレーがなぜか息子の学年がひどいんですよね。。。最近は減ってきましたので、コーチの指導がかなり入ったのだろうと思います。ただプレー中の必要な声出しも減ってしまったので、指導の難しさを感じます。
トラブルの多かった子もプレースタイルはそのままにイタズラも減りました。成長しましたね、良かったです。
※プロになってからも選手同士の罵り合いはあります。欧州のチームにも紳士的なチームもあれば、罵り合ってばかりのチームもありますが、精神的にも成長していない小学生のうちはフェアプレーを推奨するべきかと思います。
「うちの子は大丈夫」
なんて思っていませんか?
恥ずかしながらうちの子も
昨年11月の試合で仲間に発した言葉が相応しくないことがありました。(*_*)
一緒にプレーする仲間に対しての言葉ではないと厳しく注意をしておきました。仲間同士で悪態をつくことが ” 日常化 ” してしまえば、汚い言葉を発することが ” 普通 ” になります。息子も麻痺してましたので、気づけて良かったです。
これから厳しい社会で生きていくための訓練は必要ですが、小学生のうちから仲間のプレーを否定、罵る事が常態化した学年グループにいて良いものかどうか考えさせられる一年となりました。
いまは人間形成されていく大切な時期ですからね。
サッカーの練習中、試合後など、お互い意見をぶつけ合うのは構わないのですが、罵りあってばかりいたらスポーツの原点でもある「楽しさ」が失われてしまいます。
数か月前に同じスクール生だった子が
「おれサッカーやめる。またどこかで会おうな」
と知らせに来てくれた子がいました。
理由はそれぞれですが、
サッカーをする「楽しさ」が
失われてしまったのかもしれません。
息子も複雑な気持ちになったと思います。
強いチームで揉まれ、切磋琢磨しながら成長していけることを望んでいましたが、サッカーが上手くなることに加えて、人として思いやりのある優しい子に育ってもらいたいと願っています。
中学、高校になれば、今まで以上に厳しい環境で学ぶことになるのは間違いありません。小学生の間は学校のお友達と遊び、コーチなど年上との接し方、サッカー好きの仲間とたのしく厳しくプレーをして、優しい人に囲まれながら過ごす時間も大事だと思います。
罵りあうことや故意による反則プレー、仲間のプレーを否定ばかりすることはスポーツのプロを目指すジュニアの姿勢として違っているような気がします。
きびしい競争社会が、子どもたちをそうさせてしまうのでしょうかね。。。(T_T)
今の生活をこのまま続けていくのか、続けていけるのか近々息子に確認してみようと思います。最近は仲間同士の悪態も減ってきていますので、良い方向に向かっているのかもしれません。
「サッカーたのしいか?」
以前に聞いたときは「たのしい」と答えてくれましたが、いま息子はなんて答えるかな。。。
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