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「僕は自分が見たことしか信じない」 内田篤人
きょうは、元日本代表DFのサッカー選手・内田篤人さんが書いた本を紹介したいと思います。
内田篤人さんと言えば、
ワールドカップアジア予選「日本 vs オマーン」のインタビューで主将の吉田麻也選手に
「本来なら結果がついてきてインタビューしたい。次はぜひ勝ってください」
と上から目線で切り込んだことで話題になりましたよね。
あのインタビューを聞いたときは
「だれだこのインタビュアー?」
と思った人も多いはず・・・。
今回、その内田篤人さんの本「僕は自分が見たことしか信じない」を紹介したいと思います。
サッカー選手を夢見る子どもにとって、有名選手の小学生時代からプロになるまでのプロセスやヨーロッパでの選手生活や厳しさは ” 知りたい ” 情報のひとつですよね。
そんな子供たちにオススメできるサッカーbookが「僕は自分が見たことしか信じない」です。文章も読みやすく、子どもから大人まで十分に楽しめる内容になっています。
欧州で内田選手の見てきた世界を覗くことができますので、一読の価値ありです。サッカー好きなお子さまにぜひ読んでほしいなぁと思います。
読めない漢字を読み飛ばせば、息子(小学3年生)も理解できると思うので、机の上に置いておこうと思います。
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内田篤人選手は、1988年3月27日生まれ。静岡県出身 176cm 67kg
内田篤人さんは日本のサッカー王国とも言われている静岡県で生まれました。
静岡県と言えば、富士山、緑茶、うなぎ、みかん等が有名ですが、人気のあるスポーツはもちろんサッカー。小中高とレベルの高い強豪チームが多いことでも知られています。
内田さんが小学生の頃は、休み時間になるとサッカー、ドッジボール、バスケ、跳び箱、なわとびをする普通の少年、とにかく体を動かすことが大好きで毎日遊び回っていたそうです。
学校が終わってからも月水金はソフトボール、水木がナイターでサッカー、土日はサッカー少年団「函南サッカースポーツ少年団」に通っていたので、小学生ながら忙しい日々を過ごしてました。
ご存知の方も多いと思いますが、
静岡県には「清水エスパルス」「ジュビロ磐田」という2つのビッグクラブがあります。サッカーに興味のない方もチーム名は聞いたことがあるのでは・・・。
現在はワールドカップ予選に招集されているゴールキーパー・権田修一選手や、ジュビロ磐田のMF 遠藤保仁選手がプレーをしています。
清水エスパルス | 権田修一選手(GK) (2021年現在) 【過去に所属していた選手】 小野伸二選手 岡崎慎司選手 澤登正朗選手など |
ジュビロ磐田 | 遠藤保仁選手(MF) (2021年現在) 【過去に所属していた選手】 中山雅史選手 川口能活選手 名波浩選手 松井大輔選手など |
強豪チームの多い静岡県で
内田篤人さんは大学進学も考慮して進学校でもあるサッカー強豪校・清水東高等学校に入学します。
ちなみに清水東高等学校の理数科は、東京大学にも進む人もいるというトップレベルの学力で、地元はもちろん高校サッカー界では知らない人がいないほどの名門校です。
ただ昨今は、サッカー部強化に乗り出す高校やJクラブの下部組織に進む選手も増えていることもあり、選手の分散化で全国大会への壁が高くなっているようです。
内田選手は、高校2年時にユース日本代表にも選ばれ、卒業時には7~8クラブから声がかかったと言いますからスゴイですね。甘いマスクで優しい男ですから、モテモテだったと思います。
2006年に鹿島アントラーズに加入。
クラブ史上初となる高卒ルーキーでスタメン出場を果たします。また2009年には、鹿島はJリーグ初の3連覇達成という快挙を成し遂げています。
ドイツのシャルケ04に完全移籍
そして2010年7月、移籍金1億5000万円でドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04に3年契約で完全移籍。
この移籍時、内田選手は鹿島アントラーズにしっかり移籍金が支払えるチームでなければ移籍しないと決めていて、代理人には契約書に最低でも1億円以上と明記させたと言います。
お世話になった鹿島アントラーズへの感謝の気持ちを込めた決断で、もし支払できないのであれば鹿島アントラーズに残ってプレーを続けるとしていました。
6万人を収容できるスタジアムが常に満席になるようなチームでプレーできるというのは、サッカー選手にとっても最高の舞台のはずですし、契約条件によってそれを断るというのもなかなかできることではありません。
それだけクラブに対して愛情を持てたというのも素晴らしいです。
クラブ側も選手を大切にしているのでしょうね。居心地の良さが伝わってくるエピソードでした。
めんどくさがり屋の内田篤人選手
めんどくさがり屋で人と会う時は、疲れたくないから素のままで接するという内田氏。ここだけ見てしまうとイマイチ君ですが、家族、友人、先輩をめちゃめちゃ大事にする方なのです。
ドイツから帰国したときは、必ずお世話になった鹿島アントラーズを訪れてクラブ挨拶、ファンサービスなど、なかなかマメなところも持ち合わせています。
誠実に生き、日々大事に過ごしてきたからこそ、人との出会いに恵まれ、運を呼び寄せてきたのだろうと感じさせてくれます。
順風満帆に見える経歴も、
ドイツ・シャルケ04時代にはケガに泣かされ、レギュラーポジションが取れず悩んだ時期もあります。ケガが治っても起用されず、ベンチ外になったこともあるというからたまらないですよね。
サッカー選手で ”ベンチ外” って相当くやしいはずですが、これが何試合も続いたら腐ってしまう選手も多いと思います。
内田選手も出れない日が続き、雨の日に1人グラウンドに残って、ランニングをしながら涙した話にも触れています。一流選手が揃う華やかな欧州サッカーのきびしい裏側を見ることができました。
「そういうときにも腐らずに・・・」
と書くのがプロ選手の常套句のような気もしますが、内田さんはムリに気持ちを上げようとはせず、腐るだけ腐って
「よし、やるか!」
となるそうです。(^^)
落ちるなら一番下まで落ちればいい。
そうしたら、あとは上がるだけ。
いろいろな考え方がありますね。
プロスポーツの厳しさ、海外の大変さが少しでも息子に分かってもらえたらとデスクにそっと置いておきました。
内田篤人さんの著書「僕は自分が見たことしか信じない」は、自然な文体であっという間に読み終えることができました。今すぐ読んでみたい方は下記よりお求めください!
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見出しに ” 小学校高学年 ” としたのは紹介する本に漢字が多いからですが、読み飛ばしても意味は分かりますので、小学3年生くらいから大丈夫かと思います。
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