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自伝を読む前のズラタン・イブラヒモビッチのイメージ
ズラタン・イブラヒモビッチ選手のイメージ?
正直イブラヒモビッチのふてぶてしい態度というか、”オレ様” 的な態度があまり好きではなかったです。
” ワザとじゃねぇよ ” 的な反則(ラフ)プレーも気になってましたね。(仕返しのための反則もある)
いままで彼のプレー集に興味はなくYoutubeで観ようと思ったことがないのですが「I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチの自伝」の読後は、彼のプレーが観たいと思うようになりました。
I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝
「I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝」は、彼の驚異的なサッカー選手としてのキャリア、個性、そして人生についての物語を語っています。
ページをめくると、あのズラタンの感謝の気持ちが記されています。
悪童と呼ばれたズラタンが家族、友人、仲間に届けた言葉と子どもたちへのコメントが印象的でした。
この本は、俺の家族と仲間たちに捧げる。
そして、良いときも悪いときも、
俺について来て傍らにいてくれた、すべての人に捧げる。すべての子どもたちに、この俺の思いを伝えたい。
自分が周囲と違うと感じている子、
受け入れてもらえない子、排除されている子に。他の人と違っていいんだ。
自分を信じ続けるといい。世の中いろいろあるけれど、
俺だって何とかなったぜ。ズラタン・イブラヒモビッチ
I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝
万引き、自転車泥棒は当たり前、学校でも手のつけられない超の付く悪ガキで先生からも見放されていたズラタン。学校で受けた仕打ちは心の傷となり、生涯忘れることはありませんでした。
それらの経験が子どもたちに対する優しい言葉につながっているのでしょうね。
ただズラタン自身が世の中に受けいれてもらえないような盗みや、いきなりキレて揉め事ばかり起していたので、周りの大人が嫌になるのも理解できます。
ズラタンのような悪ガキとの接し方は分からないですし、どちらかというと見放して、相手にしたくないタイプだったと思います。
これは日本も含めて世界どこに行っても同じでしょうね。
とは言え、
ズラタンのように貧しくハチャメチャな生活環境であっても、人は気持ち次第で可能性は無限大だなって思わせてくれる素晴らしい内容でした。
それと本著の丁寧な文体でなかったのがまた良かったです。
悪童のイメージを崩さないズラタンらしいヤンキーワードで、過去に許せなかったことや、家族や子ども、中の良いチームメイトへの言葉もなぜか優しさが感じられ心地いいのです。
自身の悪行をもあからさまに語るズラタンに飾り気はなく、世の中や学校に受け入れてもらえない子どもたちへの言葉には説得力がありました。
「ぼくもサッカー頑張ってみよう」
と夢や愛を感じさせる温かさに人としての好感度がメチャクチャUPしました。
ズラタン、カッケえなって思いましたね。
人口1000万人の本国スウェーデンでなんと50万部も売れたベストセラー
人口1000万人の本国スウェーデンでなんと50万部も売れた超ベストセラー。
日本ではズラタンの印象も良くないから、まだそれほど売れていないと思います。外国人選手の中では売れている方ですけどね。(2022年3月現在)
大人になってからもスター選手とは思えない言動ばかりで” ワル ” が抜けていないズラタン・イブラヒモビッチ。日本ではファンも少なそうですが、実際はどうなのでしょう・・・。
このご時世、本が売れない理由はいろいろありますが、これはもっと売れてもいい本かなって思います。。。おすすめです。
↓ ↓ ↓ ぜひ読んでみてください。
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貧しい少年時代は野菜売り場に並んでいたスパイクを買って練習
ズラタンの少年時代は、貧しくて食べ物もろくになかったようです。冷蔵庫はいつも空っぽで、夜のディナーはパスタを大量にゆでてケチャップをかけただけのものや、とにかく安く作れて、簡単にたくさん作れるものばかり。
サッカー練習で使うスパイクは、ディスカウントスーパーの野菜売り場に並んでいた59クローナのスパイク。
(59クローネは、日本円にすると700~800円)
私も中学時代は、スポーツ店で一番安いスパイクをお小遣いで買っていたので、気持ちがなんとなくわかります。まだ日本にはプロチームがなかったので、私は普通に練習してましたけどね。
ちなみに悪ガキのイブラヒモビッチの練習方法は、好きな選手の動画を観ながら、どうやってドリブルしているかをスローで確認しながら何度も何度も真似して挑戦していたそうです。
当時、チームメイトからはドリブルばっかりでパスをしないと文句ばかり言われてたみたいですが、プレースタイルを変えることなくドリブル突破を続けていたというのもズラタンらしいですね。
ズラタン・イブラヒモビッチの身長と体重、背番号
生年月日 | 1981年10月3日 |
身長 | 195cm |
体重 | 95kg |
在籍チーム | ACミラン |
背番号 | 11 |
国籍 | スウェーデン ボスニア・ヘルツェゴヴィナ イタリア |
所属したチーム
所属したチーム | 内容 |
---|---|
1.マルメFF | 1995年、マルメFFと契約。1999年、2部リーグに降格した年、主力選手が移籍していく中「レギュラー獲得のチャンス」と残留して活躍。26試合12得点の成績を残してチームの1部リーグ復帰に貢献。 |
2.アヤックス | 2001年、10代選手としては破格の780万ユーロ(約10億2200万円)で提示されアヤックスに移籍。チームの主力として活躍。 |
3.ユヴェントス | 2004年、移籍金1600万ユーロでユヴェントスに移籍。35試合16点ズラタンの活躍もあり、ACミランからセリアA王座奪回。 |
4.インテル | 2006年、移籍金2480万ユーロ(約36億円)でインテルに移籍。インテルのセリアA4連覇に貢献。25ゴールを記録して、セリエA得点王に輝く。 |
5.FCバルセロナ | 2009年、サミュエル・エトー+移籍金4600万ユーロでFCバルセロナに移籍。29試合16ゴールをマーク。グアルディオラ監督との確執があったと言われていますが、本著でも触れています。 |
6.ACミラン | 2010年、ACミランへレンタル移籍。翌年に移籍金2400万ユーロで完全移籍。リーグ戦で自己最多となる28ゴールを記録。セリアA得点王を獲得。 |
7.パリ・サンジェルマン | 2012年、パリ・サンジェルマン(PSG)へ2300万ユーロで移籍。ゴールを量産して30得点を挙げる活躍。リーグ・アン得点王で最優秀選手賞も受賞。19シーズンぶりのリーグ優勝に貢献。 |
8.マンチェスター・ユナイテッド | 2016年、マンチェスターユナイテッドに移籍をし、35才で15得点を記録。 |
9.LAギャラクシー | 2018年、ロサンゼルス・ギャラクシーに移籍。27試合20得点を記録して、年間ベストイレブンに選出。 |
10.ACミラン(第二期) | 2019年、ACミランに再移籍。2021年には最年長得点者(39才14日)を更新し、クラブキャリア通算500ゴールを達成。 |
となっています。
現在、ズラタン・イブラヒモビッチも40才。会見で「可能な限りプレーを続ける」とコメントしていました。
「俺が引退したら、お前たちは大きな悲しみを感じるに違いない。もう俺のプレーが見れなくなるからな。俺のような選手は二度と出てこないから、いま俺のプレーを見て楽しむんだぜ!」
最後のコメントはズラタンらしさ全開でした。
この本を読む前であれば、流していたかもしれないズラタンのコメントも、いまはスペシャルな選手として出来る限りプレーを続けてほしいと願うばかりです。
サッカー選手の本を何冊か読んできましたが、これはダントツで面白かったですね。(2022年3月現在)
悪童のイメージが強すぎて、あまり好きになれない人も多いと思いますが、サッカーに興味あるなし関係なく「I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝」は面白いです。
息子も読み始めました♪
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元日本代表を経験した選手が書いた本 レビュー |
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見出しに ” 小学校高学年 ” としたのは紹介する本に漢字が多いからですが、読み飛ばしても意味は分かりますので、小学3年生くらいから大丈夫かと思います。
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