今回紹介する本は「サッカー 止める蹴る 解剖図鑑」です。
著者の風間八宏氏は、まだ日本にはプロサッカーがなかったい時代に技術が突出していた選手で、高校生でFIFAワールドユース選手権(現U20W杯)日本代表に選出、筑波大学在学中に日本代表に選ばれています。
大学卒業後にはドイツのレバークーゼン、ブラウンシュバイクなどで5年間プレーをしてきた方です。
現役を引退してからは、大学、Jリーグ等で監督を歴任し、川崎フロンターレ、名古屋グランパスでプロ選手の技術を劇的に向上させた風間八宏氏の指導が学べる本になっています。
ボールを ” ピタッ ” と止める技術を学ぶ
サッカーチームに所属すると週末は試合が多く組まれますが、上手いチームを見ているとボールを足下にしっかり止めている子が多いことに気づきます。
ボールを ” ピタッ ” と止めることができるメリットは?
ボールを足下に ” ピタッ ” と止めることができるとサッカーがさらに楽しくなりますし、チームの仲間も安心できますので、パスが回ってくるようになります。
ボールを ” ピタッ ” と止めることができるメリット
・トラップミスで相手にボールを奪われなくなる ・精度の高いボールが蹴れる ・周りを見る余裕が生まれるので、ドリブルか味方にパスかの判断ができる ・ディフェンスの多いゴール前で得点チャンスにつながる |
ボールを弾いてしまうとボールを追いかけることになり、次のプレーにつながりません。味方からもパスがこなくなりますので、しっかり練習をして身につけるべき技術です。
本著では、
・足のどこにボールを当てればいいか
・ボールのどこを触れば良いか
・相手にマークされているときの止め方
など、分かりやすいイラスト付きで説明してくれていますので、サッカー経験のないお父さん、お母さんにもオススメのサッカー本です。
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基本的にボールを止める時はどこを使っても良いと書かれているのですが、一番安定感のある場所として「親指下のでっぱり」をおすすめしています。
ボールを ” ピタッ ” と止めるにはボールの1点に触れば良いので、ボールの ” 点 ” に触れるためには足の点となる「親指のでっぱり」が理想と指摘しています。
ボールと足の ” 点 ” を合わせて「止める」。
「考えるということは、 こういうことだな」
と改めて勉強になりました。
ちなみに私は土踏まずの上辺りで止めています。
サッカーシューズのクッションが厚い部分なので、布団(ふとん)にボールを投げたときのようにボール全体の勢いを消すというイメージです。
※サッカーシューズの軽量モデルはクッションが薄いものもあります。
何はともあれ、
早速息子とボールを蹴ってみました。
「あれ?むずかしい。(^-^; 」
ボールの点と足の点を合わせて ” ピタッ ” と止める説明には納得できたのですが、これが結構難しかったです。
ボール中央より少しズレた ” 点 ” に足が当たってしまうため、ボールが左方向に流れてしまうことが多かったです。
風間氏の技術力の高さを感じてしまいますが、しばらく息子と慣れるまで練習してみようと思います。
トラップのやり方を変えたときの注意点 |
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いままでと異なるトラップに変えると、ボールを後ろに逸してしまう可能性や余計な力が入って逆にボールを弾いてしまいますので、試合でいきなり使うのは避けた方が無難です。 またすべて同じやり方で出来る必要はありませんので、子どもに合った方法でしっかりボールが止められるよう練習を繰り返すことが大切です。 |
サッカー 止める蹴る 解剖図鑑 もくじ
本著では5つのチャプター構成になっていて、「止める」の他に「蹴る」「運ぶ」「パス」などもイラスト付きの説明でわかりやすく解説してくれています。
CHAPTER1 止める
インサイド/アウトサイド/止めてターン/浮き球
CHAPTER2 蹴る
インサイド/インステップ/インフロント/アウトサイド/ロングボール/ボレーキック
CHAPTER3 運ぶ
真っ直ぐ運ぶ/相手を抜く/3人を仕留める/ひとり時間差/足首返し/隠し球/瞬間ターン
CHAPTER4 パス
重心を見る/矢印を見る/相手を外す
CHAPTER5 メッシ解剖図鑑
メッシの「止める」/メッシの「運ぶ」/メッシの「パス」/メッシの「シュート」
個人的には特に「CHAPTER5 メッシ解剖図鑑」が興味深かったです。
メッシのドリブルはYouTubeで何度もスローにしながら観てますので、考えていたことと一致した箇所や、「なるほど!」と気づくことのできた技術もあり、たいへん勉強になりました。
いまサッカーを習っている子どもたちの悩みはそれぞれですが、本著に触れることで練習の取り組み方にも変化が生まれるきっかけになる一冊になりそうです。
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小学校高学年にオススメのサッカーの本
見出しに ” 小学校高学年 ” としたのは紹介する本に漢字が多いからですが、読み飛ばしても意味は分かりますので、小学3年生くらいから大丈夫かと思います。
おすすめのものばかりです!
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