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W杯日本代表メンバーの驚きの事実!
ワールドカップグループリーグのドイツ、スペイン、コスタリカ戦はもちろん、クロアチア戦も本当にたくさんの感動を届けてくれました。
ドイツとスペインに逆転勝ちをするという誰もが驚く結果に加えて、ワールドカップの日本代表メンバーにも驚くべき事実があったのをご存知ですかね。。。
それは
なんと、なんと、
・権田修一選手(17期生)
・板倉滉選手(25期生)
・三苫薫選手(26期生)
・田中碧選手(27期生)
この4人が同じサッカーチーム「さぎぬまSC」だったということです。
日本全国には数えきれないほどのサッカーチームがあるなか、神奈川県川崎市にある少年サッカーチームから4人ものW杯出場者がいるってスゴくないですか?
いやぁ、普通に考えたらありえないと思います。「 さぎぬまSC 」に通う子どもたちは、4人のようになりたいという目標と高い意識を持って練習に取り組むことができますね。
さぎぬまSC はどんな練習をしているの?
幼稚園児だった田中碧選手が体験会に来て
「こんな練習つまらない。もっとむずかしい練習をしたい」
と言って泣いていたらしいのですが、体験会はサッカーをしたことがない子にも合わせた練習なので、物足りなかったのかもしれませんね。
田中碧選手はじめ三苫選手は、当時から群を抜いて上手だったと「さぎぬまSC」代表の澤田秀治さんは述べています。
ゴールデンエイジと呼ばれる7~9才までに基礎をしっかりやることが成長につながると、普段はラダーを使ってのステップやコーンドリブルなど基礎練習に重点を置いて行っているようです。
また「 さぎぬまSC 」は子どもと一緒に親も練習に関わるシステムを取り入れています。
以前は「あのサッカーチームに入ると大変らしいよ」という噂が流れていたようですが、親御さんが子どもとサッカーに関われるのは小学校の6年間だけ。
最初は「たいへんだな」と思っていたお父さん、お母さんも小学校卒業となると、子どもと密な時間が過ごせたことに感謝の言葉が寄せられるそうです。
たしかに子どもと一緒にボールを蹴って、ごはんを食べて、家族の時間が持てることは幸せなことですよね。
小学生の時は、どんな選手だったのか?
三苫薫選手の小学生時代
三苫選手は、8才のときにすでに「カウンタープレッシング(ゲーゲンプレッシング)」が出来ていたことにコーチ陣は驚いたと言います。
カウンタープレッシングというのは、攻守の切り替えのことでボールが奪われ守備に転じた後に、相手からボールをすぐに奪い返して再び攻撃に移る動きを言います。
これは小学校高学年にもなれば当たり前のアクションですが、小学2年になったばかりの三苫選手は公式戦でドリブルであがる味方FWの3~5m後ろについて、ボールを奪われたらすぐに奪い返せるポジションで試合に臨んでいたと言います。
そして奪えない状況と判断すれば、自陣に戻り、しっかりディフェンスの体制に入っていたそうです。
小学2年生で1歩先を行くプレーを考えることができていた三苫選手、これからも目が離せませんね。
田中碧選手の小学生時代
田中碧選手は、幼稚園年長のときに「さぎぬまSC」の体験会に参加しています。
親と離れて泣いてしまう子、うまく蹴れなくて泣いてしまう子、いろいろな子どもがいるなかで、田中選手も体験会で泣いてしまったそうです。
チーム代表の澤田さんが
「何かうまくできなかったの?」
と聞くと田中碧選手は驚きの答えを口にします。
「こんな練習つまらないよ」
「ぼくはもっと難しい練習がしたいんだ」
と言ったといいます。
澤田代表が接してきた子供たちの中で、あのようなことを言ってきたのは、後にも先にも田中碧選手ひとりだけ。田中選手の言葉の通り子供向けメニューは当たり前のようにこなしていて頭ひとつ抜けていたと言います。
田中碧選手は、
「将来監督になりたい」
と公言していますが、
「田中ならいい監督になりそうだ」
という声がすでに挙がっているとのこと。
たのしみですね。
板倉滉選手の小学生時代
板倉選手が「 さぎぬまSC 」に在籍していた記憶はほとんどないと澤田代表は語っています。
というのも
板倉選手は小学2年の1年間だけ在籍し、その後は「横浜市の古豪あざみ野FC」に移っているからです。
ただ一つ覚えているのは
「 さぎぬまSC 」で夏合宿の1年生~6年生をミックスしたチーム編成で総当たり試合が行われたときのこと。(毎年行われている)
通常は5、6年生と低学年の子が一緒のチームになれば、1~3年生の子はボールに触れることもできず、ましてやシュートを打つことなんてできません。
パワーや技術、スピードも違うので当たり前ですよね。
「さぎぬまSC 」では、そういった学年も体格も違う試合を経験させて、レベルの違うテクニックやシュートに触れさせることで大きな刺激となり、日々の練習のモチベーション維持にもつながると考えています。
そんな中、小学2年生の板倉選手は、同じチームに4~6年生がいる状況にもかかわらず、2ゴールも決めたのです。
同学年同士の試合でもシュートは難しいですから、ほんとスゴイことをしてましたね。
小学6年生のお兄ちゃんたちからも
「小2なのに、すごいな」
と褒められ嬉しかったことを文集に書き留めています。
こういった「縦割り試合」によって子どもたちの ” やる気 ” や ” 日々の練習のモチベーション ” にしてもらうことも目的のひとつとチーム代表の澤田さんは語っています。
こういった表舞台にいる選手のエピソードをひとつひとつ子どもに伝えてあげるだけでも刺激になりますので、息子にも伝えておこうと思います。
権田修一選手の小学生時代
ゴールキーパーの権田選手が「 さぎぬまSC 」での成長を振り返ると、お父さんの貢献が大きいと書かれていました。
専門のゴールキーパーなどいなかった時代に、グラウンドの隅で父親とGKの練習に取り組んでいて、お父さんが権田選手の専属コーチという感じでした。
試合があれば、誰よりも大きな声を出してチームを盛り上げてリーダーシップを発揮していたと言います。
自分の子どもですから、褒めるだけでなく、時に厳しい指導もあったかと思いますが、いまも後方からチームメイトに声を出して励まし、時に厳しく日本代表のゴールキーパーとして活躍してくれています。
息子の周りにも上手な子がたくさんいますので、刺激を受けながらがんばってほしいなぁと思います。
さぎぬまSC の詳細情報、練習場所
いままで入団募集に制限をかけたことはないのですが、サッカーW杯での日本代表の活躍を受けて、問い合わせが殺到しているみたいです。
どのような練習をしているのか、1日を通して観ていたいですね。
今年は無料スクールの受付を締め切る事態になっています。ご希望の方は、「さぎぬまSC」ホームページをご確認の上、お問い合わせください。
創立 | 1979年創立 川崎市宮前区 |
練習場所 | 川崎市立鷺沼小のグラウンド |
選手構成 | 男子6チーム、女子1チーム 計7チーム 約150人 |
練習時間 | 土日祝の午前または午後を2~3チームずつ2交代で活動 |
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