Q : 少年団サッカーチームのコーチが自分の子への贔屓(ひいき)があると聞いてましたが、小4息子のチームも同じでした。どうすればいいですか?
A : 少年団サッカーチームにおいて、コーチが自分の子どもを特別扱いしていると感じることは、多くの保護者が直面する悩みの一つです。
特に、小学生の子どもたちが所属するチームでは、ボランティアコーチが多く、保護者が直接指導に関わることが一般的です。(元プロ選手が行っているチームもあります)
クラブチームは専門コーチが指導してますので、自分の子供がそのチームにいることはほとんどありません。
なので、 ” 自分の子供 ” を特別扱いするということはありませんが、やはり上手な子はお気に入り選手になる傾向があります。
何年か前に
「子どもたちには公平に接してほしい」
という親御さんの声を聞いたことがありますが、現状ある程度の贔屓が発生することは避けられないと思います。
1. まずは状況を冷静に観察する
コーチの指導が本当に不公平なのか、まずは客観的に判断することが大切です。保護者としてはどうしても自分の子どもに目が向きがちですが、他の選手との関わり方や試合中の采配をよく観察してみましょう。
- コーチの子どもは本当に優遇されているのか?
- 他の子どもたちも同じようなチャンスを得ているのか?
- 試合に出場する時間やポジションの偏りは顕著か?
もし、「多少の優遇はあるが、許容範囲」と感じるのであれば、ある程度は仕方ないと考えるのも一つの方法です。ボランティアで指導している以上、親子の関係が影響することは避けられない場合もあります。
コーチの子を優遇してしまうことを避けるために
「自分の子供がいる場合、親はその学年コーチの指導はできない」
というチームもあって、他学年のコーチに回る少年団チームもあります。
贔屓が起こりにくいメリットがある反面、コーチが自分の子供の試合を見れなくなってしまいます。
ボランティアコーチとして指導する立場になって、自分の子供の試合が小1から小6まで見れないというのは、なかなかツラいですよね。
ただボランティアでやっているからと言って、明らかに他の選手より劣っているコーチの子が試合で起用され続けるのは、子どもたちのモチベーションにも影響が出ますので避けてもらいたいですよね。
子どもが中学生、高校生になったパパさんが戻ってきてくれて、小学生を指導してくれているチームもありますが、少ないです。
何かいい方法があれば良いのですが、コーチを引き受けてくれるパパさんが少ない中、むずかしい問題です。
地域には公平に指導をしてくれている方もいますので、周辺地域から子どもが通うサッカースクールの保護者と仲良くなっていろいろ聞いてみると良いかもしれません。
2. 他の保護者の意見を聞いてみる
同じチームに所属する他の保護者と話してみることで、自分の考えが偏っていないかを確認できます。他の親も同じように感じているのか、それともそれほど気にしていないのかを知ることは、今後の対応を考えるうえで役立ちます。
- 試合の出場時間や指導方法について、他の保護者はどう感じているか?
- 過去にも同じような問題があったのか?
- 以前はどう対処されたのか?
複数の視点を得ることで、冷静な判断がしやすくなります。
3. コーチと直接話をしてみる
もし、明らかに不公平な状況が続いている場合は、コーチと話をするのも一つの選択肢です。ただし、感情的にならず、冷静に話し合うことが重要です。
協力的な姿勢で話すことで、
より建設的な対話ができるでしょう。
コーチの子どもたちは比較的上手な子が多いのも事実。
子供が試合に出れないでいる親や子どもの気持ちは頭で分かっていても、試合中にカワイイ我が子がベンチにいる悶々とした時間は理解されにくいかもしれません。
なので、
サッカーの練習試合も
1試合目 ベストメンバー
2試合目 1試合目に出ていないメンバー全員参加
のような形をルール化してしまうのも必要なのかなぁと思うこともあります。サッカー協会も全員試合に出れるよう配慮することを推奨してますので、最近は、どのチームも全員参加の努力が感じられます。
「なんでウチの子がBチームなの」
「Aチームに出してほしい」
とAチームとBチームの間を行き来する選手のモヤモヤ問題も存在します。それらは子どもの技術などが足りていないことが多いので、親側も理解する必要があります。
サッカーを楽しむことが第一とは言え、Aチームの試合に出たいのであれば、「なぜ出れないのか?」を考えて行動に移せれば、成長は加速するはずです。
4. チームの方針を確認する
少年団サッカーチームには、それぞれの指導方針があります。「全員が均等にプレーする」ことを重視するチームもあれば、「勝利を優先するために実力主義で試合に出す」方針のチームもあります。
- チームの規約や方針を確認する
- 過去の運営方法を知る
- 監督や他の指導者の意見を聞く
もし、チームの方針に対してコーチの対応が納得できない場合は、プロコーチが所属するクラブチームや下部組織が運営しているサッカースクールを検討することも選択肢の一つです。
5. 子ども自身の気持ちを大切にする
最も大切なのは、子ども自身がどう感じているかです。親が問題視していることが、子どもにとってはそれほど気にならないこともあります。逆に、子どもが不満を抱えている場合は、その気持ちをしっかり受け止めてあげることが重要です。
- 「最近の試合や練習はどう?」
- 「何か気になることはある?」
- 「楽しんでプレーできている?」
子どもが楽しんでいるのであれば、大きな問題として扱う必要はないかもしれません。しかし、モチベーションが下がっていたり、不公平さを感じていたりする場合は、何らかの対応が必要でしょう。
わたしも子供たちの送迎をしているときに、車内で他の複数選手から突然 ” コーチには言えない話 ” を聞かされたことがありました。
内容的にはコーチに相談できない内容でした。相談を持ち込むことでその子たちに別の影響が出てしまうとマイナスになるので報告はしていません。
この一件依頼、楽しそうに見えて実は子どもたちは大人が気づかないところで複雑な気持ちで参加しているんだなぁと感じました。
6. 長期的な視点を持つ
少年団のサッカーは、子どもたちがスポーツを楽しみ、協調性を学び、成長する場でもあります。短期的な不満があっても、子どもの成長や経験につながるのであれば、温かく見守る姿勢も大切です。
もし、本当に納得できない場合は、他のチームへの移籍や、別のスポーツを試してみることも選択肢としてありかと思います。
サッカーチームを一時的に休会して、他のスポーツを試してみるということであれば、体操(柔軟性)やバスケットボール(俊敏性)がサッカーと相性が良いと聞いたことがあります。
すでに引退しましたが、アクロバティックなプレーで知られていた欧州チームの優勝請負人のイブラヒモビッチは、 ” 空手 ” を習っていたことでも有名です。
空手家も驚く超高打点の後ろ回し蹴りのゴールを成功させる動画も公開されてますので、ぜひご覧ください!
参考までに。。。
さいごに
少年団サッカーチームのコーチによる贔屓は、ある程度避けられない側面もあります。
それと最近は、練習試合にもお金がかかることが増えてきました。
公式戦やカップ戦は、ある程度 ” 勝ち ” にこだわらないとチームに入団してくれる選手が集まらず試合も参加できず、解散、あるいは他チームと合併です。
公平に進めてもらいたい親の願いも理解できますが、チームを運営していくためには仕方がないこともあります。
特に公式戦は、お父さん、お母さん、子どもたちもたくさん集まり、アピールの場でもあるので出れない選手も出てきてしまう可能性があります。
「贔屓を無くせるかどうか」
は、息子さん娘さんのいるチームのコーチを自分が引き受けたら・・・を考えてみると答えが見えてくるかもしれません。
100%納得のいくサッカーチームを探すのは難しいので、冷静に状況を判断し、他の保護者やコーチと対話することで、より良い環境を作りあげていくことも検討してみてください。
何より、子どもが楽しくサッカーを続けられることを最優先に考えながら、親として適切なサポートをしていけるよう、お互いがんばっていきしょう!
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