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サッカースクールではインサイドキックの練習はしないのですか?
はい、特別なメニューを組んでいるサッカーチーム・スクールは少ないと思います。
サッカースクールで一番最初に習う基本技術はインサイドキック・・・と思いきや、息子が5才から通うサッカースクールでも特にインサイドキックの練習はしませんでした。
がび~ん。
って感じですよね。
※近所で開いている地元のサッカースクールであれば教えてくれる可能性が高いので、確認してみてくださいね。
たしかに幼稚園、小学校低学年の子がインサイドキックに興味があるとは思えないですし、インサイドキックの練習をしても子どもたちが楽しめないですよね。。。
まずは技術よりも子どもたちに
サッカーたのしい!!!
また行きたい♪
と思ってもらうことが重要なのかなと思います。
最近は、外で遊ばない子が増えていると耳にしますが、子どもから「サッカー行きたい!」となれば親としてもうれしいですよね。
サッカーは試合をしているときが一番楽しいです。わたしも試合をするのが大好きでした。
まずは小さなお子さんはボールを蹴って、ゴールする喜びを楽しんでもらいましょー。ルールは試合をしていくうちに覚えられますし、技術はある程度は自然に身につくので大丈夫です。
ちなみに息子がスクールからチームに移ってからも、インサイドキックの練習はまだ数えるほどしかやってません。
さすがにチームの一番下のクラス(← 息子のクラス)は、インサイドキックが上手ではありません。二人一組でパスを出し合う練習を5分でもやればいいのになぁ・・・と思ったこともあります。
欧州リーグには、下部組織の選手を育ててどうこうするよりも外部から上手な選手を入れれば良いので、育成に力を入れていないプロチームもあるほどです。
それでは、いったいいつ練習するのだろう?
特に強豪チームは、上手な子が入会してきますので、インサイドキックの練習はほとんどやらないと思っていた方がいいですね。限られた時間枠でわざわざ練習時間を設けるものではないのです。
Jリーグ下部組織の練習でやっているのを見たことがありますが、それも毎回ではないと思います。
インサイドキックは、日々のさまざまな練習で身につけていくもの、身につくものなので、周りの仲間より劣っていると感じれば自主練で補っていくしかありません。
公式戦に参加するサッカーチームは試合で勝つための練習がメインで、個人技術の習得をサポートするのがサッカースクールというイメージです。
地域のパパさんがコーチをしてくれている少年団のサッカーチームは、基礎技術を身につけさせるための練習をしているところもありますので、体験会に参加するなどして子どものレベルに合わせてあげてくださいね。
インサイドキックに限らず、自分に何が不足しているのか、チーム練習に参加しながら自分の頭で考え、自主練でしっかり補強していけるといいですね。(子どもだと気づきにくいので、親が練習風景をみてあげるのも大事ですね)
吸収の早い子はどんどん上達していきますが、焦らずに正確なインサイドキックが身につけられるよう一緒にパスの練習をしてあげてください。しっかり体が覚えてくれたら、スルーパス、キラーパスなども出来るようになります。長い目でみれば必ず強みになりますからね。
インサイドキックが上手に蹴れるようになってきたら、インステップキックで強いシュートが打てるよう練習してみましょう♪
インサイドキックの蹴り方と練習方法(練習内容)
インサイドキックは自然に身につくものですが、めちゃめちゃ重要です。
息子と公園で練習を始めるときは、必ずインサイドキックから始めているのですが、二人でインサイドキックの練習をすれば ” ボールを止める ” という練習もできるので一石二鳥なんです。
サッカースクールでやるところの少ない基本技術=インサイドキックの練習を一緒にしてあげるとパスやシュートの精度が高まります。ぜひ一緒にボールを蹴ってあげてくださいね。自信を持ってプレーできる日がくれば、必ずレギュラーになれる日がきます。
うちの息子は現時点(2021年9月現在)でメンタルが弱く下から数えた方が早いのですが、インサイドキックは公平に見て上位にランクします。今後もさらなる精度向上を目指してインサイドキックの練習は続けていきます。
↑ さらっと書きましたが、スポーツでメンタル弱いのはめちゃくちゃマイナスなんです・・・がんばれー。(T_T)
今いろいろとメンタル強化できるよう試してます。同じように悩んでるお父さん、お母さんも多いと思いますので、克服できたら記事をアップしていきますね。
いまはチーム練習を続けながらフットサルスクールで学び直してます。息子のメンタル強化に合った練習内容と感じているので、半年後には飛躍できると信じてます。
※「メンタル」は、心や精神を表す言葉ですが、サッカーでは”頭を使う能力”として使われることもあります。だいぶ解釈が変わりますが、ここでは心や精神を表す「気持ちの強さ」を意味しています。
さてさて
息子としているインサイドキックの練習内容(練習方法)ですが、下記のような感じです。
1.3~5m離れて丁寧にパスをだす。 2.インサイドでスピードボールを出す 3.ステップを踏みながら「止める」「蹴る」 4.次の動きを考えてボールをトラップ 5.転がってきたボールを後ろに回してから戻す |
1.3~5m離れて丁寧にパスをだす
お子さんとお父さんの距離ですが、遠すぎず近すぎずの距離(3~5m)でいいと思います。「丁寧」というところがミソで「形」を意識させています。とにかく軸足をしっかり相手に向けて蹴らせます。
お父さんは、息子さんの足に注目してあげてください。
おそらく軸足がどこか違う方向を向いてしまっているので、ビデオを撮ってあげるのもいいかもしれません。実際の影像で納得させた方がお父さんがガミガミ言うよりは上達速度もアップします。
蹴る足もブレていては、真っすぐに転がってくれません。真っすぐ相手に向かって転がってくれるようになるまで、何度も何度も練習しましょう!
上のイラストでは、軸足の真横にサッカーボールを置いてますが、実際のプレーでは軸足より少し前の位置で蹴ることが多いので、そこら辺も意識しながらいろいろな位置で蹴れるよう練習しておきましょう。
■注意事項 軸足のヒザが伸びたまま、蹴る足を90度に開いてボールを蹴るのは小学校低学年のお子さんには難しいのと、たくさんやりすぎると股関節を痛めてしまう可能性があります。少し左ヒザを曲げながら自然な形で蹴るようにすると和らぎますので、試してみてください。 股関節の痛みは「インサイトキック」の練習が原因かも >>> 軸足のヒザをまっすぐにしたまま振り子のように蹴るインサイドキックはスピードのあるキックが蹴れますので、慣れてきたら練習してみてください。 |
二人でボールの蹴り合いをするのが理想ですが、難しければ壁などを使って練習してみましょう。
※他人の家の壁は使用しないこと。音が出るので、時間帯などにも注意をしましょう!
2.インサイドでスピードボールを出す
軸足を相手に向けて蹴れるようになってきたら、インサイドでスピードのあるボールを蹴ってみます。レベルがあがればあがるほど、試合中に至近距離でめちゃめちゃ速いパスが回ってきます。
速いボールを「ピタッ」と止める技術、同じように速いパスを出す技術は必須ですので、念入りに練習を繰り返します。
近距離でのスピードボール処理ができるようになったら、7~10mくらいの中距離にして、インサイドキックで速いパスの練習もします。
3.ステップを踏みながら「止める」「蹴る」
試合中にインサイドキックを使うときって、動いてますよね。
ですので、
パスを出した後にステップを踏みながらパスを待ち、パスがきたら足元に「ピタッ」と止めて、パスを出す。ステップを踏みながらパスを待つ。
これを繰り返します。
4.次の動きを考えてボールをトラップ
1~3ができるようになったら、実戦を意識したインサイドキックの練習です。
ボールをトラップする瞬間に相手チームが近づいてきたと想定します。
次の動き(パス)、相手の動きを意識してトラップします。ボールを足元で止めるのではなく、右か左にボールを流してツッコんできた相手をかわして、味方(お父さん、お母さんまたはお兄ちゃん、お友達)にインサイドでパスを戻します。
ポイントは「相手をかわして味方にパス」をするときです。
イメージトレーニングなので誰もいないのですが、実際に相手がいると思って真剣にプレーさせることです。それをすることではじめて試合で使えるようになりますので、集中して取り組みましょう。
5.転がってきたボールを後ろに回してから戻す
応用編です。ボールキープ力を高める練習になりますので、小学2~3年生になったら、ぜひ挑戦してみてください。
※小学校1年生くらいだと、背が低いためボールを後ろに回した時に足に引っかかってしまいますので、ちょっと難しいかもしれません。
転がってきたボールを軸足の後ろに回して、軸足で味方にパスを出します。軸足の後ろにボールを隠すことで足を出すことが出来ない状況が作れますので、相手が近くに寄っているときに有効です。
頻繁に使うワザではないので、やらなくても良い練習ですが、ムダにはなりません。(笑)
小学校低学年の子や体の小さい子はちょっと押されただけで飛んでしまい、ボールが取られてしまいます。なので、後ろにボールを通している間、少し体を前に傾けて、片手も前に突き出すようにします。
片手を前に突き出すことで、相手とボールの距離を意図的に作り出します。相手に押されたときは、ヒジをクッション代わりに次なる動きの準備をして、味方にパスまたはドリブルしてかわす練習をしてみてください。
実戦を意識してやると、自然と身体が動いてくれるようになります。
それでは、練習がんばってくださいね ♪
息子もがんばってます!
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