Q : 小学生の息子が下部組織のサッカースクールや大きな大会のセレクションに挑戦しているのですが、なかなか受かりません。なぜでしょうか?
A : スクールによって評価基準も異なりますし、大会によって求める選手像もいろいろです。
下部組織スクールも高学年になるとレベルが高くなり、下に取り上げた項目が一つでも欠けると、セレクションは通りにくくなると思って良いかと思います。
合格している選手に共通している4つの項目を取り上げてみましたので、参考にしてくださいね。
1.基礎技術の習得
サッカーで一番使う技術と言えば、インサイドキックとトラップです。
小学生年代は、どうしてもボールに触れる時間に個人差が出てしまいます。
なので、蹴り慣れている選手と、そうでない選手を見ればスグに分かります。
たくさんボールに触っている選手は、パス精度、トラップもしっかりできているので、次につながるプレーができています。
セレクションを受ける予定のある子は、常に練習でインサイドキックとトラップ技術を高める意識を持って、努力を続けてみましょう。
2.身長が大きくて足が速い
下部組織スクールや大会のセレクションになると、ある程度、技術レベルが拮抗してきます。
身長と足の速さは、攻撃や守りのときに強力な武器となります。
50m走をセレクション申込用紙に記入する場合もありますので、小学生高学年であれば、50m8秒台前半は欲しいところです。
コートが狭いとなかなかアピールできないですが、足の速い子は、速さをアピールできるプレーが出来ると良いかもしれません。
3.ディフェンスができる
昨今は、攻撃の選手(フォワード)もディフェンス能力が求められています。
小学生の人気ポジションは、FW(フォワード)やMF(ミッドフィルダー)ですが、シュートばかり打っていても評価につながりませんので、しっかりディフェンスもできる選手になりましょう。
4.判断スピードが早い
最近の子どもたちのレベルは驚くほど高く、上手な選手は、常にグランド上で新しい情報を入手(首振り)し、次を考えながらプレーしています。
首振りや状況確認が出来ていないとレベルの高い選手たちとプレーはできません。
判断が遅いとパスを受けた相手選手やドリブルをしている相手選手への寄せも遅くなりますので、能力不足と見なされ、セレクション通過は厳しくなってしまいます。
ボールを持っているときだけでなく、パスを出した後の動きも見られてます。普段の練習や試合では、オフザボール(ボールを持っていないとき)も意識して取り組んでみましょう。
最後に
上記2番を除く
1番 基礎技術(インサイドキック、トラップ等)の向上
3番 ディフェンスをする
4番 判断スピードUP(首振り)
は、日々の練習で身につけることができる能力です。
2番の「身長」は時間が必要で、「足を速くする」は、スクール練習やチーム活動中に練習をするのは難しいかもしれません。時間を見つけて公園などで練習をしてみてくださいね。
Youtube等で走るトレーニング動画がたくさん投稿されてますので、ぜひ検索してみてください。
それと合格できない理由のひとつに、求められているポジションとお子さんのポジションが合ってないことがあります。
下部組織のスクールでは、選手が途中で辞めてしまった場合、その選手のポジション補充でセレクションが行われることがあります。(募集ポジションは分かりません)
運営側の求めるポジションが決まっていて、お子さんのポジションと異なるときは上手くても選ばれないと聞いたことがありますので、これは仕方がありません。
うちの子も落ちたり、受かったりといろいろ経験をしてきましたが、” 運 ” も大事です。
いいところでボールが回ってきたり、上手なメンバーと同じチームになることも運次第です。
セレクションで上手さが光ればチェックリストに入りますので、そのとき選ばれなくても後々声をかけてもらえる可能性もありますので、積極的に、そしていつでも一生懸命にプレーをしていくべきです。
小学生年代は、焦らずまずは基礎をしっかり身につけて、次のステップに備えることが重要です。
まずは出来ることから始めましょう♪
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