目次
息子(10才)がスクールコーチと相性が悪いみたいです。どうすれば良いでしょうか?
子どもが伸び伸びとプレーできずに委縮してしまっているようであれば、状況を冷静に判断して、チームを変えてあげても良いかと思います。
サッカーに限らず、どの分野でも良い指導者の下で学びたいですよね。サッカーを続けていく限り、コーチの資質も大事な要素になってきます。
学校や塾の先生でも教え方の上手な先生とそうでない先生がいますよね。サッカーのコーチもいろいろです。
これから頑張っていこうとしているときにスクールコーチと相性がよくないのはカワイソウですよね。
私も対外試合などで悪態を吐くコーチを見たことがありますが、愛情ある怒り方と感情むき出しの方がいるのも確かです。
「お前、下手くそだなー」
「おまえメンタル弱いくせにドリブルするんだ?」
上手くなろうと努力している子に「下手くそ」、メンタルの弱い子に「メンタル弱いくせに・・・」と指摘するのは指導者としてどうなんでしょうね?
実際、試合中に聞いたセリフなのですが、これではドリブルもできなくなっちゃいますよね。上手な子に「下手やなぁ」はギリギリ冗談になりますけど、上手でない子には、言わない方がいいと思いますけどね。
プロの世界でも監督・コーチとの相性は重要です。
だいぶ前になりますが、チーム内でもトップクラスの実力を持つ有名選手が、ワールドカップ開催時にベンチ入りしたものの本戦に出場できなかった選手もいましたよね。
ヨーロッパの銀河系軍団チームでも監督との関係悪化で干されてしまった選手がいますので、やはり小学校のスクール&チームでも同じことが言えると思います。
コーチとの相性がよくない場合に考えられること
「コーチとの相性が良くない・・・」
これは、プロの世界だけではなく、小中高のサッカーでも十分に考えられることです。
まだ小学生ですから状況を冷静に判断して、伸び伸びとプレーができる環境で練習をさせてあげるのがベストです。
コーチと相性がよくない場合に考えられること |
---|
・試合に出れる回数または出場時間が少ない ・指導が厳しくなる ・上のクラス(2軍⇒1軍)に行けない などなど |
1.試合に出る回数が減る
最近のジュニアサッカーは、できるだけメンバー全員に試合経験をさせてあげられるよう各レベルの試合を組んだり、途中交代の回数を増やしていますので、コーチと相性の悪い子でも途中交代をして試合に出れているはずです。
ただ場合によって後半残り3分、2分での交代ということも考えられます。このわずか数分しか出場できない理由が、
「コーチと相性が悪くて」
なのか
「実力が足らない」
からなのか冷静に判断する必要があります。
我が子が一番カワイイのはどこの親も同じですが、実力以上の場を求めるのはNGです。
息子さんを贔屓目でみることなく、あきらかにコーチと相性が悪くて試合に出れていないということであれば、他のチームへの移籍も視野に動いてよいと思います。まずは他スクールの無料体験に申込をして、いろいろアドバイスを受けることも一案です。 |
2.指導が厳しくなる
チーム練習での厳しい指導は、私個人の意見としてはある程度は仕方がないと思っています。
特に小学校低学年の子は意識を高く保つ訓練がなされていないですから、子どもの能力を最大限に引き出すためには、サッカー練習に集中する緊張感は大事なことだと考えています。
またチーム方針はあるにせよコーチたちも仕事です。チームが強くなればチーム生が自然と集まってくるという好循環が生まれ、ビジネスとしてもプラスに働きます。
家の中で子どもを叱るときに、厳しい言葉を投げてしまうことはありませんか?
短時間で手短に言うことを聞かせるときは、言葉が荒くなってしまうこともありますよね。
サッカーチームには多くの子どもたちが通っています。
限られた時間の中で、子どもたちは真剣に学んでいるとは思いますが、わがままな子、不平不満ばかり言う子、ぺちゃくちゃ話ばかりしている子、ふざける子、言うことをきかない子などなど、チームとしてまとめていく必要があります。真面目に取り組んでいる子にとっても迷惑ですよね。
これはこれで大変なことです。
コーチとの相性も大事ですが、まずは息子さんのチーム内での練習に取り組む姿勢に問題はないのか、チェックしてみてください。
コーチとの相性が悪いという理由で「やる気」が感じられなかったり、ふてくされた姿勢で望んでいては、どこに移籍しても同じことを繰り返してしまうかもしれません。
【注意点】 試合中にポジショニングが分からずどう動いてよいかわからない時期もあります。その動きをみて「やる気」がないと判断してしまうのは可哀想ですから、しっかり子どもと話をして状況を判断してあげてください。 |
自宅では良い子でも、外に出たらいじめっ子になる子もいます。コーチから厳しく指導されている理由が子ども側にある場合もありますので、チーム移籍をする前に冷静に対応していきましょう。
3.上のクラス(2軍⇒1軍)に行けない
監督、コーチと相性が悪ければ、上のクラスに上がるには時間がかかってしまうのはなんとなく想像ができますよね。会社であれば、上司とバチバチしていたら出世できないこともあるのと似ています。
中学、高校になって、相性の良いコーチの下で練習ができるのか、そうでないのかは ” 運 ” 次第ですが、基本的にチーム方針に従っていくということは大切なことです。
コーチが何を言わんとしているのか理解する能力、柔軟に対応していく能力を身につけることも選手には必要な技術です。
コーチが何を望んでいるのか、1軍に行きたければ自分に何が不足しているのかを今のうちから自分で考え行動させることもいい経験になるかもしれません。
サッカーコーチと子どもの相性が良くないときにチェックすること
・コーチの指示にしっかり従っているか
・お子さんの練習に取り組む姿勢に問題がないか
まずはお子さんの姿勢を確認して、直すところがあったら指摘してあげると改善できるかもしれません。こういうときは、細かなところまでチェックしてあげることがお子さんのためです。
たとえば、
・仲間でゴールポストを移動するときに一緒に運んでいるか
・ボールの後片付けを一緒にしているか
・練習中はキビキビと動いているか
・コーチが話をしているときにしっかり聞いているか
・仲間と協調性をもってプレーできているか
などなど。
当たり前のことができているのか?
まずは子ども側に問題がないのかチェックをしてみましょう。
何か嫌なことがあったら「すぐ辞める」と学習させるよりも、まず自身に問題があれば改善努力をして、それでも評価が変わらなければチームを変えるという順番でも遅くはないと思います。
もちろん最終決断は、子どもと相談をして決めてあげてくださいね。
この記事へのコメントはありません。