ご存知の方も多いと思いますが、
サッカーチームには、専門のコーチのいる所もあれば、昔サッカーをしていたパパさん等がコーチをしているスポーツ少年団(サッカー少年団とも言う)と呼ばれるサッカーチームもあります。
どのサッカーチームに行っても悩みはつきものですが、今回は「スポーツ少年団」が親のお手伝いを必要とする理由とその内容を紹介してみたいと思います。
「サッカーチームに加入すると大変だなぁ・・・」
とよく言われている5選も取り上げてみましたので興味のある方は「週2~5回のサッカーチームに加入後の親の負担」をご覧ください。
それと、
これからお子さんがスクールに通われる予定のお父さん、お母さんは「サッカーチーム」と「サッカースクール」のちがいも理解してた方がいいので、ぜひご一読ください。
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「サッカーチーム」と「サッカースクール」のちがい >>>
目次
保護者のお手伝いが必要なスポーツ少年団 そのワケは?
「スポーツ少年団」は、子どもたちにサッカーを教えてくれるという意味では他の「サッカーチーム」と変わらないのですが、主に地域のお子さんが気軽に参加できるよう費用も安価に活動をしてくれている団体となります。
サッカー指導を生業(なりわい)とするサッカーチームと比べると毎月かかる費用は「スポーツ少年団」の方が安いです。
ユニフォームや移動費などが実費で、その他は0円で教えてくれているボランティアのパパさんもいるみたいです。ありがたいですね。(スポーツ少年団の月謝の相場 1,000~3,000円くらい)
で、ですが、
安い反面、いろいろウワサにもなるのも「スポーツ少年団」。
それが「保護者のお手伝い」なのです。
「スポ少」とも呼ばれるスポーツ少年団は、地域の住民による子どものスポーツ活動を支援する団体で、運営は保護者がやっていることが多いです。いわゆるパパコーチです。
パパさんも平日は仕事をしています。サッカーチーム運営にはさまざまな業務がありますので、すべて1人でこなしていくのは大変です。
人を雇えるほどの会費は徴収してませんので、入団した保護者さんのお手伝いが必要になるわけです。
保護者の皆さんも共働きの方が多く、お忙しいとは思いますが、入団をする前に「スポ少」の性質をしっかり理解することも大切です。
体験入会されて子どもが雰囲気と合っていなかったり、お手伝いが難しいと感じたら、専門のコーチがいるサッカーチームまたはサッカースクールの無料体験にも参加してみましょう。
専門のコーチがいるサッカーチーム(クラブチーム)は、費用も高くなりますが、基本的に保護者の負担(お手伝い)が無いところが多いです。これもチームによりけりですので、入会する前に確認をしてみてくださいね。
スポーツ少年団 気になる保護者のお手伝いの内容
さてさて気になるお手伝いの内容ですが・・・
1.試合会場までの子どもの送迎(他の子どもも含む) 2.練習グラウンドの管理と準備(緊急用ドリンク・救急セット) 3.コーチへのお茶出し 4.ビブスの洗濯 5.遠征、合宿などの準備 6.会計、スケジュール管理、保護者向け資料作成 7.親同士の付き合い 8.その他 |
こうしてパッと見るだけでも、いろいろありますよね。
ただ最近は親御さんの負担を軽減するためにコーチへのお茶出しを廃止にしたり、子どもの送迎は各親がするなどチームによってルールが変わってきていますので、入団前に確認をしておくと安心です。
1.試合会場までの子どもの送迎
試合会場までの送迎は、自分の子どもだけでなく、チームメイトのお子さんも同乗させて試合会場に向かいます。当番制ですので、順番で回ってきます。
ちなみにクルマ出しの担当が回ってきた時は、ドリンクなどを冷やすクーラーボックスも積んでいきます。ガソリン代、高速料金等はあとで精算となります。
2.練習グラウンドの管理と準備(緊急用ドリンク・救急セット)
子どもたちの練習グラウンドとなる場所の予約手配をします。
施設の利用はサッカーチームだけではありませんので、野球、バスケット、バレー、イベントなどさまざまです。グラウンドの空き状況の確認や駐車場も何台までとめられるかなど他団体さんとの調整も必要となります。
その他、
・練習で使うコーンやマーカーなどの備品管理
・子どもが練習中や試合でケガしたときのための救急セットの準備
・ドリンクが不足したときのための緊急用ドリンク
・試合会場に持っていく荷物の準備、運搬、試合後の後片付けなど
です。
3.コーチへのお茶出し ・お弁当の手配
当番のときは練習の始まりから終わりまで待機します。月に1~2回程度または数か月1回。チームの人数にもよりますが、お弁当の手配などもあります。
「なんでコーチにお茶出し?」
「お茶出し」を単純に労力として捉えてしまうと「なんで?」となりますが、スポーツ少年団のコーチはわずかな賃金またはボランティアで動いてくれています。
土日だけでなく、夏休みも子どもたちの合宿に付き合ってくれています。家族と過ごす時間も持てず、1年を通して、毎週毎週サッカーを教えてくれるってありがたいですよね。
ボランティアコーチがいなければ、地域のサッカーチームはなりたたず、クルマで20~40分かけて月謝10,000円前後のサッカーチームに通うことになります。
「いつもありがとうございます!」
と親御さんからお茶が出てくれば、パパコーチもうれしくさらに頑張ってくれそうですよね。
4.ビブスの洗濯
ビブスというのは、チーム内で交流戦をするときにユニフォームの上に身につけるゼッケンです。対外試合で同じユニフォームカラーのときにも身につけることがあります。
子どもたちが着用した後は汗まみれになりますので、人数分のビブスを洗濯して清潔な状態を保ちます。
5.合宿や遠征などの準備
夏の合宿はイベントみたいなもので、ほとんどのサッカーチームで行われています。
スポーツ少年団の合宿は、コーチの休みになるお盆休みに開催されることが多いようです。参加できるお父さん、お母さんも同行して、給水や宿泊地の部屋の掃除、洗濯などのお手伝いをします。
訪問地の環境にもよりますが、花火やプール、海水浴などサッカーとは離れた遊びも取り入れて交流を図っています。
6.会計、スケジュール管理、保護者向け資料作成
会費の振込確認、経費の記録、会計報告、決算書の作成。スケジュールなどは、FacebookやLINE、メールなどSNSを使って伝達します。
7.親同士の付き合い
頻繁に顔を合わせ、サッカーチーム運営に関する業務を行っていきますので、親同士の絆が深まります。これを大変と感じてしまう方も多いのですが、子どものためにも頑張りましょう。たのしんでいる方もいます。
8.その他
スポーツ少年団のサッカーチームは、日本サッカー協会主催のサッカー大会に参加できる資格があります。入団すると選手の登録・申請が必要になりますので、新しい子どもが入団したらスポーツ障害保険と合わせて登録申請を行います。
スポーツ障害保険は1人500円~1,000円/年で送迎担当の保護者も加入します。
サッカーチームによっては試合のビデオ撮影または写真撮影も行っています。
スポーツ少年団でかかる費用
月謝 | 1,000円~5,000円 ※チームによっては、半年~1年分まとめて支払います |
入会金 | 1,000円~3,000円 |
年会費 | 1,000円~10,000円 |
ユニフォーム | 実費(5,000円前後) |
合宿費用 | 15,000円~30,000円 |
遠征時の交通費 | 500円~3,000円/回 |
スポーツ保険 | 500円~1,000円/年 |
大会エントリー費 | 1大会1チーム 5,000円前後(人数割) |
雑費(道具代など) | 5,000円~ |
「月謝0円」で運営してくれているボランティアパパさんもいるそうですが、おおよそ2,000円~3,000円のところが多いかと思います。
大会エントリー費は、所属したスポーツ少年団によります。
最近では、熱心なパパコーチが増えて、スポーツ少年団のレベルも高くなっています。ある程度、力のあるスポ少であれば、大会やTM(トレーニングマッチ)に多く参加します。
試合が多くなれば、その数だけ大会エントリー費、交通費などが必要になります。大きな大会となれば土曜、日曜にかけて行われますので、県外遠方であれば宿泊をすることもあるかと思います。
費用も抑えていきたいということであれば、入団するスポーツ少年団の実力や大会参加頻度の確認もしておくと安心です。
スポ少は、クラブチームと比べて練習時間が短い(土日のみ、平日1日のみなど)ところが多く、どうしても力に差が出てきてしまいます。
ですので、
スポ少で強いところは平日の練習も積極的に行われている場合が多いです。なかなかお手伝いの時間が取れないという方は、チームが強いのかどうかを確認しておくことも大事かもしれません。
スポーツ少年団のお手伝いを終えたお母さんのコメント
息子さんのサッカーチーム(スポ少)の活動がツライというお母さんもいますが、たいへんだったけど息子と濃い時間を過ごすことができたと終わってみれば良い思い出になったというお母さんもたくさんいらっしゃいます。
子どものクラブ活動のお手伝いを面倒に感じてしまうと、何年もおもしろくない日々が続いてしまうことになります。息子さんと一緒に過ごせる貴重な時間は今だけです。
ぜひ息子さんのサッカー観戦たのしんでくださいね。
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