サッカーの試合中、ユニフォームを引っ張るのは反則じゃないの?
ユニフォームを引っ張っるのは、
反則です!!!
最近の小学生は、ユニフォームを引っ張りますよねぇ。
しかも低学年の子も。。。
ただプロ・アマチュアも頻繁に使っている反則なので、テレビ中継やYoutubeなどで、それらを見て真似しているのだと思います。
同じスポーツで、大人がOKで、子どもはダメ・・・は通用しないですよね。子どもが悪いわけではありません。
足を引っかけるなどの反則も平気でするようになっているのでケガも心配です。見ていると気分の良いものではないですよね。
息子も反則を受けていますが、フェアプレイを心がけるよう伝えつつ、
「いい練習・経験になるね」
と振り払うなどの対応をさせています。(振り払うのはいきなり実戦で出来ませんので、練習も必要です)
なぜユニフォームを引っ張る選手にイエローカードを出さないのか
ユニフォームを引っ張るのは反則なのに、なぜプロの試合でイエローなり、レッドカードを出さないのか。
それはなぜかと言うと、
サッカーの審判は、攻撃している選手にとって有利なプレーが続いている場合は、反則があっても出来るだけプレーを止めないことになっているからです。
たとえば、
メッシがドリブルでゴールエリア手前まで来たーーー。 相手はゴールキーパーのみ。 「メッシ行けー、シュートだぁ!!」 ファンは大盛り上がり。 ところが、 ここで相手ディフェンスがメッシのユニフォームを引っ張ったのです。 「ピー」 審判の笛が鳴り、プレーは中断されました。 「がび~ん」 |
↑ ↑ ↑ もし審判が笛を吹かずにプレーが続行されていたら・・・
そうなんです。
ドリブルしていたメッシの前のディフェンスはゴールキーパーのみ。このままシュートを打てば入っていた可能性が高いですよね。しかもプレーが中断されたことで、サッカー最大の見せ場が台無しです。
ですので、
審判が反則にもかかわらず、笛を吹かないのは
攻撃している側に有利な状態が続いていて、プレーを続行することが攻撃しているチームにとってプラスになると判断したからです。
守備側にとって反則をしてでも止めたい「ヤバい」状況という見方もできますね。
※メッシ・・・スペインのサッカークラブ・バルセロナに所属していたスーパースター。現在はPSGに所属。
審判が笛を吹いた場合 | フリーキックとなります。 フリーキックも得点チャンスですが、ボールとゴールの間には壁(相手選手)ができます。 ※ゴールエリア内であれば、PK |
審判が笛を吹かなかった場合 | プレー続行で、相手ディフェンスが薄くなっていることも多く、攻撃側がシュート・得点につながる可能性が高い。 |
ユニフォームを引っ張ったら警告 無条件にイエローカード
欧州サッカーは、反則してでも止めることがディフェンスの役割として受け入れられている傾向がありますよね。今後もユニフォームを引っ張るという反則は、なくならないような気もしますが、06年のドイツワールドカップでは、
「ユニフォームを引っ張ったら、イエローカード」
という特別な新ルールが設けられ、変わっていくかなぁ・・・と期待もしましたが、今も反則は普通に行われてます。(苦笑)
ユニフォームを引っ張った選手に対して、審判が笛を吹かずプレーを続行させたとしても、後で「イエローカード」を提示するというルールでも良いと思うんですよね。
FW(フォワード)なり、MF(ミッドフィルダー)が華麗なテクニックでディフェンスを抜き去ったあと、ユニフォームを引っ張ってプレーを抑え込むディフェンダーの行為はある意味情けないですし、ゲームをつまらなくしてますよね。
とは言っても、
自分の応援するチームが失点するかもしれない場面で、ユニフォームを引っ張って相手の得点チャンスをつぶしてくれたら・・・。
「よく止めた!」
となりますよね。
ある意味、必要悪とも言えます。(苦笑)
ユニフォームを引っ張る行為は、ルールが厳格にならない限り無くならないので、それらを意識したプレーをしていくしかないのが現状です。
野球の敬遠フォアボールや、ホームへのクロスプレーでランナーがキャッチャーへタックルする行為に似ているかもしれませんね。
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