【Q&A】試合を観てると子どもに闘争心(やる気)が感じられないのですが、大丈夫でしょうか?
やる気が感じられないのは、マズイですね。。。(^^;)
まぁ、それでも小学校低学年ですから、気にしなくても良いと思います。
一応、頭に入れておいてほしいのは、サッカーは、闘争心、突破力を感じさせる力強さ、気迫は大事です。それらが弱いと試合に出られなかったり、試合に出れても2軍3軍、交代選手としての控えになってしまうことも考えられます。お子様はもちろん親としてもツライですし、焦ってしまいますよね。
うちの子は5才からサッカーを始めているのですが、質問者様と同じように闘争心が感じられず、ボールを持てばバタバタ、ボールを追いかけるときもピョンピョン跳ねてる印象で、全力で走っているように見えなかったです。
親や周りからすると「しっかり走れー」となりますが、本人にとってはあれが一生懸命だったんですよね。
ただ本人は一生懸命でも、その一生懸命は評価されません。結局、仲の良かった下の学年の子にも抜かれてしまいました。息子は3軍のままで悔しかったと思います。
子どもにサッカーの基本ルールを教えてあげましょう♪
最近は、やる気スイッチが入るようになりました。スイッチが入ったときは、わが子ながら惚れ惚れするプレーを見せてくれます。(毎回でないのが残念です)
変化のタイミングを振り返ってみると、仲間が2軍に上がり、サッカーのルール、攻め方、守り方の質問も増えてきた時期と重なります。
いろいろなことが頭の中で整理され、いま何をするべきかが分かってきたのだと思います。目的が明確になり、何をすれば良いのかが分かると動きに変化が生まれます。
サッカーのルールが分からなければ、どこに走ればよいのか、どう守ればよいのか、オフサイド、ボールを取ったあとの処理など分からないことだらけで、機敏に動けない子も出てきてしまいます。
そういった様々な理由が重なって「やる気のない、闘争心のない姿」に見えてるだけなのかもしれません。
おまけにコーチからは怒鳴られて、プレーが委縮してしまう負のループの連続です。決して ” やる気 ” がないわけではなく、ルールがわからないから、知らないから動けなくなっている可能性もあります。
お子さんが自信を持ってプレーができるよう「やる気スイッチ」を見つけてあげてください。見つからなくても大丈夫です。静かに見守りながら、お子さんの得意な技を褒めてあげてください。悩んでいるより得意なところを伸ばしてあげた方が上達していきます。
また性格のおとなしい子が ” 闘争心 ” を身につけるには少し時間がかかるかもしれません。どんな時にお子さんの「やる気スイッチ」が ” 入ったか ” または ” 入るのか ” を注意深く見ててあげると良いかもしれません。
お子さんの ” やる気スイッチ ” を見つけてあげる
やる気が感じられない | ・サッカーの基本ルール・ポジションの名称などを教えてあげましょう。うちの息子も「中盤」というKWを知らず、コーチの指示後に的確な判断ができなかった言ってました。これだと緊張が高まり、集中できなくなります。右も左も分からない新入社員と同じですね。まず一緒にサッカーの勉強をしました。 ※我々おじさん世代のサッカーの攻守、サッカールールは変わってますので、サッカー部だったお父さんも勉強をし直した方がいいですよ~。 たとえば、 息子にポジションを聞いたとき「センバ、センバ」と言われて、一瞬「???」となってしまいました。最近は「センターバック」のことを「センバ」と言うそうです。 息子の性格は穏やかで、ガツガツしたプレーは望めませんでしたので、チームに加わった頃は、別のスキルアップに時間を費やしました。(インサイド、足技、リフティングなど) 最近はやっと ” 負けたくない ” という強さが言葉や姿勢に現れてくるようになりました。 |
全力で走らず、ボールも取りにいかない | ・息子が4才の時、サッカークラブの無料体験会に連れていきました。ミニゲームのときコート内でまったく動かず、走らずで4才の入会は諦めました。ほんとにボケーと立っているだけでしたので、ある意味驚きました。普通、小さな子はボールが転がっていれば追いかけますよね。。。 ⇒ 試合で石仏のように動かない息子を思わず二度見。おどろきの光景。。。 「こりゃダメだ。サッカー無理かも・・・」 と思いました。 息子が試合で全力で走れるようになったのは、ほんと最近のことです。サッカーが好きで通っているなら自然と走れるようになりますので安心してください。 いま息子は学校に行かずサッカーだけやりたいと言ってるほどサッカーが好きになりました。(笑) |
すぐにパスを出してしまう | ・うちの子もすぐパスを出しますが、息子のスーパースターは、イニエスタ選手。彼のようになりたいと試合中はキラーパスなども積極的に挑戦しています。 サッカーで一番使うキックは、インサイドキックです。インサイドキックのパス精度を高められるよう、一緒に練習をしてあげてください。インサイドキックの練習をすれば自然と「止める」「蹴る」が上達し、「○○君のパスは正確だ」と周りの評価もついてくるはずです。 ⇒ インサイドキックの練習方法 |
運動神経が悪いかも | ・私自身、周りと比べて運動能力が高いと感じ始めたのは小学校4年生のときです。小学校低学年で運動神経が悪いかも・・・と決めてしまうのは早いような気がします。 サッカーチームに所属している子は運動能力の高い子が多いです。サッカーが好きで通っているのであれば、自然と運動神経もアップしますので、もう少し様子を見てあげてください。 |
親としては何かと心配になってしまいますが、お子さんの ” やる気スイッチ ” が入るまで半年、1年かかってしまうかもしれません。
その間は、お子さんの得意な技をさらに強化するなど、辛抱強く待ってあげるのが一番かと思います。YouTubeでメッシやロナウド、ネイマール、ムバッペ等のスーパープレー集を一緒に見るだけでもいいですし、自分の動きと何が違うかを自分で見つけさせるのも上達の近道かもしれません。
ぜひ息子さんと一緒にサッカーを楽しんでください♪
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