サッカーで提示される「グリーンカード」って何ですか?
お父さん世代(1970年代)が「グリーンカード」と言われて思い浮かぶのは、アメリカ永住権・・・ですよね。
サッカーにも「グリーンカード」があると聞いたときは少し慌ててしまいましたが、グリーンカード制度は17年前の2004年に導入されていました。。。
やはり関わっていないと情報が入ってこないですね。息子のおかげで勉強になりました。(^^;)
これは「レッドカード」と「イエローカード」と同じように試合中(試合後の場合もある)に提示されるもので、U-12以下の選手のフェアプレーに対して出されるのがグリーンカードです。
良いところを褒めて伸ばしていこうとJFA(日本サッカー協会)が推奨している制度です。まだ試合中に見たことがないので、良いプレーに出会って提示されているところを見てみたいですね。
たしかに息子が参加している試合や大会を見ていると、たまに小学生とは思えないイエローカード、レッドカード並みのラフプレーが見られ、子どもたちの成長のためにも注意が必要かなと感じます。サッカーだけ上手ければいいというものではないですからね。
グリーンカードが提示される場面って?
グリーンカードは、良い行動、ポジティブな行動を再確認し、再強化するために設けられた制度で、以下のような行為に対して提示されます。
1.負けが決定したような内容でも最後まで声を出し合って、最後まで全力でプレーしたとき 2.ケガをした選手への思いやり 3.ボールがラインを越えたとき審判に正直に伝える行為(スローイン、CK、GK、ゴール) 4.ファウル等の際の謝罪や握手 5.問題となる行動を起こしそうな味方選手を制止する行為 6.警告や退場も受けず、ポジティブな態度を示す |
ご存知の通り「レッドカード」と「イエローカード」 は、ルール違反に対する罰則で、試合中に 「レッドカード」をもらえば一発退場、「イエローカード」は2枚で退場になります。
レッドカード | 審判が悪質な反則をしたプレイヤーに提示するカード。得点チャンスの場面で、故意にハンドをしたり、人にツバを吐くこともレッドカード。侮辱的な、または下品な発言や身振りもNG。 |
イエローカード | 審判に対し言葉や行動で異議を示したり、プレーの再開を遅らせる行為、コーナーキックやフリーキックで再開される際に規定の距離を守らないなどの反スポーツ的行為はイエローカードとなる。 |
グリーンカード | U-12以下の選手に対してフェアプレー精神や競技者同士の助け合いなどの行動に対して提示される。 |
グリーンカードはどこで買えるの?
グリーンカードは、レッドカードやイエローカードと同じくスポーツ用品店またはネット通販にて購入することができます。
今回取り上げた「b+d(ビープラスディー)」というブランド(下記参照)は、元ブンデスリーガ(ドイツのプロサッカーリーグ)で審判をしていた Baaser氏 と Dittmann氏 の頭文字をとって 「b+d(ビープラスディー)」と名付けられたものです。
「b+d」の各種製品は、ドイツ国内のブンデスリーガやヨーロッパの主要大会でも使われているそうですよ~。
「グリーンカード」はあまり使われないのか、「レッドカード」と「イエローカード」3枚セットになったものは見つかりませんでした。。。(2021年9月現在)
現役プロもする反則行為の一例
ちなみに下記のファウルは、どれもプロの試合で普通に行われている反則行為です。小学生の試合も反則行為はゼロではありませんので、まだルールを知らない低学年の息子さん、娘さんに「したらいけない反則」として教えてあげてくださいね。
・ユニフォームを引っ張って相手のプレーを邪魔する
・スパイクを踏む
・足を出して、または押して転ばせる
・相手の顔に手を当てる
・故意に転ぶ、痛がる
・攻撃的・侮辱的な発言
など
実際、プレー中の反則は、大事な場面で悔しい思いをすることもあります。すべての反則を防ぐことはできませんが、どのような場面で反則行為が起こりやすいかを想定して対策できるようイメージトレーニングをしておくとスキルアップにつながります。
たとえば、故意に押されて転ばされたら倒れたまま審判にアピールするなど。
私も何度かゴール前で反則行為をされたことがあります。
大事な場面で味方がコーナーキックを蹴った瞬間、相手チームのバックに足を踏まれて一瞬動きが遅れたことがあります。肩を抑え込まれてジャンプができなかったこともあります。最近はビデオ判定がありますが、中学高校レベルでは審判が見ていなければ、流されてしまいます。
ある意味、こういった反則行為も技術の一つなのです。(自慢はできないですけどね)
もちろん自分が反則をされたからと言って、相手にしていいことではありません。できるだけ上のような反則をされない動き、手(腕)の使い方を実践できるよう考えるしかありません。
決して推奨できるものではありませんが、 ” 反則行為をする選手 ” は、プロも子どもも反則ギリギリの行為を繰り返します。見ている親としては、たまらないですが、練習で体感できると実際の試合でも必ず役立ちます。
いずれそういった選手と対峙することを考えれば、 パワーの弱い小学生のうちから反則行為に対する対応、身体の使い方を学んでおけば、大きくなったときに反則やケガを少なくできます。
さすがに「相手の顔に手を当てる」はプロの世界ではあまり見かけませんが「ユニフォームを引っ張る」「転ばせる」は、欧州リーグの試合観戦をしていると良く目にしますよね。
息子のチームにも
「ユニフォームを引っ張る」
「 相手の顔に手を当てる 」
などのファウルをする子がいます。だいたい同じ子が繰り返しています。それを真似してしまう低学年の子も出てくるので、悪循環です。ユニフォームを引っ張る子は本当に多くなりました。
うちの息子も練習中にラフプレイの多い子の手が顔に飛んできたことがありますし、ユニフォームを引っ張られるのはしょっちゅうです。ちょうど私も目にしてしまいました。
正直なところ
「こ~の~」
とも思いましたが、一応サッカーをしてましたので、
「まぁ、仕方がない」
と気持ちの切り替えはできています。
親として現場を見てしまうと、
「なんちゅう子じゃ・・・」
となり、冷静さを失ってしまいがちですが、これも実戦に近い内容です。プロの世界ではヒジが飛んでくることもありますからね。
息子には常にフェアプレーを意識させると同時に、たまに反則プレーの対応策を一緒に考えながら練習をしています。そのおかげもあって息子のユニフォームを引っ張ってくる子は激減しました。
また実践で使えそうな反則対策をリストアップして、記事にしてみたいと思います。
それでは!!!
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