小学5年はなぜ移籍したくなるの?
小学校低学年でも所属するサッカースクール、サッカーチームに馴染めず、移籍する子は一定数いるものですが、小学5年生になると大きな大会が控えていることも移籍をする大きな理由になっています。
5年生になると普段の練習試合や招待試合、カップ戦などとは違い、日本サッカー協会が主催する大きな大会が開催され、全国大会の切符を賭けた熱い戦いが繰り広げられます。
たとえば「全日本少年サッカー大会(全少)」。
最も大きな大会で小学生の最大のイベント。決勝トーナメントに進むためには、まず所属するチームの都道府県の予選で一位にならなければなりません。
また「JA全農杯チビリンピック」は、小学5年生が中心となって戦う大会で10月~4月に予選が行われます。
5月に全国大会が開かれるのですが、決勝トーナメントに駒を進めたチームの戦いはレベルが高く見ごたえがあります。
地域の強豪チームはもちろん多くのサッカーチームがエントリーをします。
なので、
予選突破を狙える強豪チームに移籍をして全国大会を目指すという子が出てくるのです。
全国大会のある小学生の公式戦をピックアップ
小学生の公式戦は4年生から始まります。
チームの人数が足らない場合、あるいは上手な子であればコーチの判断で小学3年生でも選手登録をして参加させることもあります。
地域のみで行われる公式戦も入れると膨大なリストになりますので、とりあえず全国大会をピックアップしてみました。
大会名 | 詳細 |
---|---|
全日本少年サッカー大会 | 都道府県の代表チームが日本一を競う最も大きな大会。決勝トーナメントは鹿児島県で行われる。 |
JA全農杯チビリンピック | JA全農の特別協賛によって開催されている大会。10月~4月に予選、5月に全国大会が開かれる。 U-11の小学5年生が中心となって戦う。 |
キヤノンガールズ・エイト JFA地域ガールズ・エイトサッカー大会 | U-12の女子を対象とした大会で、サッカー協会が選出したトレセンチームで行われる。 |
バーモントカップ全日本少年フットサル大会 | フットサルの全国大会。 サッカーチームも参加することが多い。 |
息子のお友達も強豪チームの体験会を受けていた!
実は他のチームでキャプテンをしているお友達も1か月前に強豪チームの体験会に参加してました。息子とサッカーチームは異なりますがサッカースクールが同じなので、こっそり教えてくれました。
現在、お友達が所属しているチームも決して弱くはないのですが、トップを狙える強豪チームで残りの2年を試してみたいと思ったのでしょうね。。。
やはり小学5年は移籍をしたくなるお年頃。
上記とは異なるチームの仲間も移籍したいという話がありました。
おそらく皆さんの周りにも体験会に参加してみようかどうしようか悩まれている仲間もいると思います。
移籍したからと言って、大会に出れるとは限らない
気をつけなければいけないのは、強豪チームに移籍したからと言って、移籍先のチームで試合にでれるかどうか分からないということです。
5年生になって
「強豪チームに移籍したい!」
という子は、それなりに技術やプレーに自信のある子がほとんどかと思いますが、試合に出れる人数はGK(ゴールキーパー)を入れて8人です。
得意なポジション以外は苦手・・・
なんてことになれば、レギュラーになれる可能性が低くなってしまいます。
強豪チームであれば、センスのある選手がゴロゴロしています。学年下の選手の中にも必ず1~2名は飛び級で戦える子もいます。
いまのレギュラー選手より光るものがなければ、交代選手としてベンチ待機になってしまいますので、体験会で ” オレいけるかも・・・ ” と思っても実際に試合に出れるかどうかは分からないものです。
もちろん逆のバージョンも考えられます。
息子が3年生のときに所属していたチームにも新しい選手が続々と加わり、現在は移籍選手がレギュラーを勝ちとるという状態になっています。
小学3年時に主力メンバーだった子たちが、先発から外れ、いまでは当時のメンバーのほとんどが交代要員です。
正直、驚きましたが、
これが現実です。
強豪チームは勝ち続けることで、毎年優秀な選手が集まる循環が生まれています。
いつの時代もレギュラー争いが激しいとは言え、公式戦の花舞台に出れなければ、選手としてツラいですよね。
強豪チームに限らず、公式戦は先発メンバーで前後半を戦い終えることがほとんどなので、控え選手は出場機会が激減します。(大量点を取っている場合は交代をしていきます)
そこから這い上がる気持ちも大事ですが、強豪チームであれば、多くの選手が意識高く練習に取り組んでいますので、ポジションを奪うことは容易ではありません。
強豪チームに移籍したいという子の多くは、自身がレギュラーとして出場してチームに貢献したいと考えているはずです。
可能であれば体験会には2~3回参加させてもらうなど、しっかりチームの雰囲気、レベルを確認した上で移籍を考えていくことが大切です。
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