Q : 小学5年の息子はゴールキーパー(GK)です。残りの2年、今よりも強いチームでプレーしたいと移籍を希望していたのですが、所属チームより「契約上、移籍はできない」と言われてしまいました。移籍はできないのでしょうか?
A : 移籍は自由です。
日本サッカー協会(JFA)の規程では、アマチュア選手がアマチュア選手として移籍を希望する場合、移籍元チームは当該移籍を承諾しなければならないと定めています。
公式戦に関してもサッカー協会が登録を承認した日から出場することができます。
※大会途中に移籍した場合、移籍チームでは参加不可
大会によっては「移籍から〇ヵ月はリーグ戦への参加を認めない」などの条件が入っていることがありますので、確認が必要です。
ただ所属チームによっては独自ルールや大人の都合で制限されてしまうこともあるようなので、チームを退会するときは、最初から親も一緒にいてあげた方が良いかもしれません。
ジュニアサッカーの移籍問題
公式戦に参加できるサッカーチームに所属していても、
・仲間と合わない
・コーチが怒鳴る
などの理由で、他のチームに移籍したいと思っている子どもは一定割合でいます。
とは言え、
上手な子に抜けられるとチーム力が落ちるためコーチに引き留められたり、希望チームに手を回されて移籍できなくなったりと、問題が多いのも事実です。
チームによっては試合に参加できる人数を割ってしまうこともありますので、残された選手が公式戦に出場できなくなるケースも出てきます。
移籍したい理由
移籍の理由は選手により異なりますが、上手な子が加入したことにより試合出場数が減少してしまう選手、コーチの暴言、暴力などが問題になることもあります。
小学生がチームを移籍したいと思う理由
・コーチの指導が合わない(怒鳴る)
・仲間の暴言が多い
・小学5,6年の大事な時期に試合に出れない
・強いチームで戦いたい
などなど
「練習がきつそう」「通うのが大変だから」と親の視点だけで移籍を誘導するのは避けた方が良いですね。
ちなみに息子も移籍(休会)を経験しました。
当初強豪チームに所属していましたが、チーム生の反則行為や仲間同士の罵り合い、一部の仲間との相性も良くなく伸び悩んでいました。
小学3年3学期のタイミングで
「上手な子もたくさんいるスクールに腕試しに行ってみよう」
とあくまで実力試しという前提で、人気のサッカースクール体験会に参加させてみました。
体験会には指導法、雰囲気など息子にあっているかどうか確認させるために、3回ほど参加させていただきましたが、気に入ったようで本人の希望で通うことになりました。
詳細は下記ブログ記事を見てくださいね。
「移籍は契約上できない」は、チームの独自ルール
ゴールキーパーの息子さんが移籍の話をチームにすると、
「移籍は契約上できない」
と言われたそうですが、それはチーム独自のルールとなります。
ジュニア世代の移籍問題は、今後しばらくは無くならないと思います。
息子さんだけで解決できるものではありませんので、親も同席してコーチや監督ともう一度話し合いをしてみた方が良いかもしれません。
日本サッカー協会も移籍問題の適正化を訴えている
4種年代(12才未満の小学生)の移籍に関する問題は、日本サッカー協会(JFA)にも声が寄せられており、「移籍禁止」や「移籍した選手の試合出場(公式戦)を認めない」などの独自ルールは改めるよう指導しています。
それでも「移籍問題」が無くならないのは、やはりチーム事情が大きいと思います。特に専属ゴールキーパー(GK)ともなれば、チームの柱と言っても過言ではありません。
公式戦の多い5~6年時に抜けられてしまうとチームとしてのダメージも大きいです。小学生年代だとゴールキーパーをやりたいという子も少ないですからね。
それと小学5年生にもなれば、どのチームも先発メンバーはだいたい固定されています。
強いチームに移籍ともなれば、レギュラー獲得するためには頭一つ抜けているか、仲間の信頼を得ながら実力をアピールしていかなくてはなりません。覚悟が必要です。
それでも「強いチームでプレーしたい」と考えるのであれば、息子さんがゴールキーパーとしてプレーしていける自信があり、実際に能力も高いのだろうと想像します。
そうなると尚更チームとしては残ってもらいたいですよね。。。
なので、
こういったケースの場合、所属していたチームが選手登録を抹消してくれず、新しいチームで選手登録ができずに公式戦に参加できなかったという話もあるようです。
選手の立場からすると、加入したチームのレベルが高すぎて、もう少し自分に合ったサッカーチームにしたいと思うこともあるはずです。
レベルにあわせた移籍が容易にできるようになれば良いのですが、” 選手の引き抜き ” も頻繁に起きてしまうことが考えられますので、JFAは移籍元と移籍先のチームがしっかりコミュニケーションを取っていくことも大事だと述べています。
移籍をするときは・・・
移籍は、基本的に選手の自由ですので、息子さんが他のチームに行きたいと言っていれば、リスク面なども説明して、納得のいく形で行動していけば良ろしいかと思います。
リスク面というのは
例えばですが、
・移籍先のチームはすでにレギュラーが固定されている可能性が高い(特に5,6年生)
・指導者が合わない
・新チームの仲間と合わない可能性
などです。
いま息子が所属している少年団サッカーチームは
「来るもの拒まず、去るもの追わず」
のスタイルで、過去に移籍した子もいます。
小学4年、5年生にもなれば、レベルに合わせたチームに行きたくなる子がいても不思議ではありません。
息子さんも後悔のないよう決断をして、サッカーを楽しんでくれるといいですね。
息子も新しいチームでがんばってます♪
【人気の関連記事】
・お父さんと1対1の練習☆ボールを奪われたら必ず取り返せ!
・おめでとう!市の選抜選考会に合格!
・カップ戦優勝!お友達に誘われて試合に合流♪
・息子が選んだピステは、アスレタやアンブロではなく「ゼビオのピステ」
・スパイクをAmazonで注文。サイズ違いも期間内であれば無料返品ができる!?
この記事へのコメントはありません。