Q : 意外と子どもたちも知らないサッカールールがあれば教えてください。
A : サッカーチームやサッカースクールに通っていれば、ある程度、サッカーのルールが自然と身につきます。
ただなかなか見ることのできないプレーに関連したルールは、知らないまま過ごしてしまうこともあります。いくつか取り上げてみましたので、参考にしてください!
目次
意外と知らないサッカールール【 オフサイド編 】
答え : オフサイドではありません |
上の図では、「おサルA」がボールを蹴った瞬間、「おサルB」の腕が黄色のオフサイドラインを超えていますが、オフサイドはプレーに有効な身体の一部で判断しますので、これはオフサイドにはなりません。
サッカーで手が使えるのはゴールキーパーのみで、その他の選手は「ハンド=反則」になります。手や腕はプレーに有効な部位ではありませんので、「おサルB」のポジションはオフサイドではないと判定されます。
過去の記事に「 覚えておきたいオフサイドのルールクイズ 7問」がありますので、ぜひ子どもとチャレンジしてみてください!
意外と知らないサッカールール【 キックオフシュート編 】
8人制サッカーでキックオフシュートをしています。
このシュートは認められるでしょうか?
答え : 認められません(サッカー協会推奨) |
11人制サッカーでは認められていますが、8人制サッカーでは、キックオフから直接ゴールをねらって入ったとしても得点として認められません。
「8人制サッカーにおいてキックオフは直接得点することができない」
サッカー協会の競技規則に明記されているものですが、大会によっては認めているところもありますので、確認が必要です。
たしかに小学生年代だと
・ゴールキーパーは専属ではなく、交代制のチームが多い
・身体能力の差、パワー差がある
・キックオフシュートを多用してしまう可能性
チームによってGKの身長も低いでしょうし、経験不足、身体能力の差、キックオフシュートを多用してしまう所も出てくることが考えられるので、8人制でのキックオフシュートは認めない方向で良いのかもしれませんね。
意外と知らないサッカールール【 GKのキャッチ編 】
同じチームのDF(ディフェンス)がボールを頭でGK(ゴールキーパー)に戻したら、GKは手でキャッチできる?
答え : GKは手でキャッチしてもOKです |
サッカーのルールのひとつに「GK(ゴールキーパー)は、意図的に足でバックパスされたものを手で扱ってはいけない」というルールがあります。
ここで言う「足」というのは、足首より下の部分を指し、膝(ひざ)、太もも、脛(すね)を含みません。
もちろん頭(ヘディング)を使ってゴールキーパーに戻してもOKです。
またヒザ、太もも、脛(すね)であっても、「バックパスが意図的かどうか」が重要な判断基準となり、審判の判断により反則を取られる場合があります。
↓ ↓ ↓ ゴールキーパーが手でキャッチしたときに反則になる事例はこちらもご覧ください!
意外と知らないサッカールール【 5人の退場者が出たとき編 】
11人制サッカーで試合中に5人も退場者が出てしまいました。
試合は継続 or 終了 どちらでしょうか?
答え : 試合終了となります |
なかなか同チームから5人もの退場者が出るというのは見ることができませんが、下記のように規定が設けられています。
「試合は、11人以下の競技者からなる2つのチームによって行われる。そのうち1人は、ゴールキーパーである。いずれかのチームが7人未満の場合、試合は、開始も続行もされない。」
なので、
片方のチームが7人未満になってしまったら試合終了となり、スコアは「 0-3 」で不戦敗となります。
過去にピッチ上の残り選手が6人となり、強制終了となった試合もありますが、それ以上に驚かされるのが、アルゼンチン5部で行われたゲームで、レッドカードが36枚も出た試合です。
後半に入ってベンチ周辺で両軍大乱闘。
選手とファンも殴り合うというありえない状態。ピッチ上の22選手とコーチ、ベンチの選手14名が退場となり、試合は強制終了となりました。
↓ ↓ ↓ そのときの乱闘シーンはこちら(33秒付近~)
↓ ↓ ↓ サッカーのおもしろTシャツ ↓ ↓ ↓
意外と知らないサッカールール【 コーナーキック編 】
コーナーキックを蹴ったら強風に流されて、
味方のゴールに入ってしまいました。
このゴールはどうなるでしょうか。
答え : ゴールは認められず、相手チームのコーナーキックになります |
感覚的には「オウンゴール」と思ってしまいますが、相手チームのコーナーキックとなります。
これも99%見ることができないアクシデントですが、一応、頭の隅に入れておきましょう。
↓ ↓ ↓ 人気の曲がるボールで曲がる感覚を体感しよう!
意外と知らないサッカールール【 ゴールキック編 】
答え : 二度蹴りをした場所から攻撃側の間接フリーキックとなります |
これは2019年にルール改正されたばかりの新しいルールなので、まだサッカー関係者にも浸透していないかもしれません。
ルール変更前のゴールキックは
「ボールはペナルティエリア外に出たときにインプレーとなる」
となっているので、今回のようにペナルティエリアからボールが出ていない場合は、やり直しをしていました。
新しいルールになってからは
「ボールは蹴られて明らかに動いたときにインプレーとなる」
となりました。
要はゴールキックのキッカーがボールを蹴った瞬間にインプレーとなりますので、ミスキックをしてペナルティエリア内にコロコロ転がってしまった場合でもやり直しにはならず、あわてて二度蹴りしてしまったら相手チームの間接フリーキックとなります。
ペナルティエリア内で味方にパスをすることはありますし、たまにミスキックをしているのを見かけますので、小学生は頭に入れておくと良いかもしれません。
意外と知らないサッカールール【 審判のレッドカード編 】
通常、レッドカード退場は選手に出されるものですが、審判に出されることはあるの?
答え : レッドカードは審判にも適用されます |
審判がレッドカードを自身に出すことは、ほとんどありませんが、自らの行動やジャッジを反省し自分にレッドカードを出すことができます。
試合中、自らの行動を反省し、レッドカードを自分に出して退場したケースもあるそうですが、ほぼ見ることのできない激レアなレッドカードになりそうです。
いかがでしたか。
上記すべての質問に答えることのできた方は、かなりのサッカー通と言えるかもしれませんね。
息子にも伝えておこうと思います。
それでは、また!
【人気の関連記事】
・つま先リフティングには adidas のコネクト21がいい?!
・小2息子、強くないけど楽しいチームと厳しいけど強いチームはどっちがいいですか。
・所属するチームでゴールキーパーが順番で回ってきます。どうすれば良いでしょうか。
・はじめて見た!小学生のサッカー試合で「レッドカード退場」
・スペイン遠征 海外渡航の準備。デジカメとスマホカメラはどっちを持たせる?
この記事へのコメントはありません。