今回は試合で使えるサッカー技術「ドラッグバック」の紹介です。
ドラッグバックは1対1の局面で相手が至近距離のときに使えるフェイントの基本技術です。しっかり練習をして頭にイメージをしておかないと実際の試合で使えるものではありません。たくさん練習してスムースにできるようにしておきましょう!
試合で使えるドリブルテクニック「ドラッグバック」のやり方
ドラッグバックを簡単に説明すると、コーン(相手)に対してボールをV字に動かして抜き去るフェイント技術です。
このテクニックは、上のイラスト①のボールポジションでまず相手ディフェンスを引き付けます。
ボールを奪いにきますので、体重が①の方向に傾きます。
次に2番の位置にボールを引きます。まだ体重が1番の方向にありますので、足が出せない状態になります。足を出せたとしても届かない位置なので取られません。
相手の体の重心が戻りきらないうちに3番の方向にボールを押し出して一気に抜き去るテクニックです。
試合中、ドラッグバックがきれいに決まると見た目も美しく、相手を完全に抜き去る瞬間を見れるので、ワザを決めた選手も見てる側も気持ちのいいテクニックの一つです。
狭いエリアで有効なワザですので、フットサルの試合でも頻繁に使われています。
ドラッグバック 足の動かし方とボールの位置
それでは、足の動かし方を見てみましょう。
↓ ↓ ↓
1)相手(コーン)に対して左側にボールを流す
※逆足でも可
2)左足インサイドでボールを ” チョン ” と浅く左ななめ前に出す
3)右足裏で自分の身体の方にボールを引く
4)足裏でボールを引くタイミングで、軸足(左足)をななめ左後ろにジャンプ
引いたボールを逆サイドに蹴り出せるように右足、身体の向きを相手(コーン)の右方向に向ける。
ボールを受けるとき、パスを出すときの身体の向きはたいへん重要なので、コーチから指示されたからするのではなく、なぜその身体の向きにするのか理解をしながら練習することが大事です。
5)右足インサイドで相手(コーン)の右側にボールを流す
6)相手(コーン)の右側に身体を突っ込んで抜き去る
最初はゆっくりで構わないので、軸足の位置、体の向きなど一つ一つを丁寧に覚えて、最終的にはスピードで処理できるように何度も練習をして実戦で使えるようにしましょう♪
サッカーフェイントはドラッグバックの他にもスピードが活かせる「裏街道」、相手ディフェンスの逆をつく「マシューズフェイント」、ロナウジーニョが得意としていた「エラシコ」などいろいろあります。
プロの試合でよく見かけるテクニックが使えるようになったらサッカーも楽しくなりますよね。
いきなり実戦で使うのはリスクがありますので、しっかり練習をして自分のスタイルに合ったフェイントを見つけて試してみてくださいね。
それとワザができるようになったら、試合やミニゲームで使ってみることです。覚えたワザを試合で挑戦してみるよう伝えてあげてください。
恥ずかしがらず、そういった姿勢で試合・練習に臨むことも上達への一歩です。
ある程度練習をしたテクニックは使ってみるよう息子にも促しています。たくさん失敗をして自分のサッカーが表現できるようになったらいいですね。
がんばれよー。
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