Q : サッカーチームに入るのはサッカースクールで基礎をしっかり学んでからでも遅くはないですか?
A : サッカーチームはレベルも指導法もいろいろです。
普通のサッカーチームであれば、教える内容もサッカースクールと同じように基礎練習をしてくれている所も多いので、サッカーを始めたいと思ったタイミングでサッカーチームに加入しても問題ありません。
強豪チームに入りたいということであれば、セレクションもありますので「止める」「蹴る」などの基礎をサッカースクールでしっかり身につけてからでも遅くはありません。
いまの小学生は本当にレベルが高いです。
まずは子どものレベルに合ったサッカーチームに入会し、力をつけてから強豪チームに移籍する子も多くいます。
また人口密度の高い都市部はレベルの高いサッカーチームが多いです。
都市部のチームはあまり認知がされていなくても強いチームも多く、ある程度、基礎がしっかりしていないと練習についていくのが大変かもしれません。
目次
基礎から学びたい場合、サッカーチームとサッカースクールどちらがいいの?
子どもにサッカーを習わせるとき
「 近くにある所を選んだ 」
というご家庭も多いと聞きます。
「サッカーチーム」は公式戦に参加できる
「サッカースクール」は公式戦に参加できない
違いをよく理解せずに加入してしまうと楽しさも半減してしまいそうですが、まず基礎をしっかり身につけさせたいということであれば、サッカースクールがおすすめです。
探してみるとプロサッカーチームが運営するサッカースクールも結構あります。
スクールプログラムがしっかりしてますので、ぜひ検討してみてくださいね。
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息子は小学3年で強豪チームに加入も4年に休会
息子は5才からサッカースクールに通い始め、下表のような流れで現在に至っています。
5才~ | ・サッカースクールにて練習 |
小学3年 | ・サッカーチームに加入 ・基礎を学び直すために小学3年3月末で休会 |
小学4年 | ・平日にサッカースクール、フットサルスクールに通う ・空いた曜日、時間は学校のお友達と遊ぶ時間 ・土日のどちらかは基礎と弱い部分の練習 ・10月末、休会中のチームを退会 |
小学5年 | ・サッカースクール、フットサルスクールを継続 ・土日のみのサッカーチームに加入 |
息子は小学3年でサッカーチームに加入しましたが、基礎をしっかり身につけるべく1年間在籍の後、一度休会しています。
強豪チームでしたので定期的に上手な子が入ってきては、他チームからキャプテンクラスの子が加入して、そのままレギュラーに定着することもあります。
けっこうシビアな世界でした。
チームに所属して一度グループ(Aチーム、Bチーム、Cチームのどれか)が確定すると、Bチーム、Cチームの子は相当な努力とコーチの目に留まる力が身につかないとAチームに上がることはなかなか出来ません。
平日は練習、土日は試合と忙しい日々です。
チームメイトと同じ練習、試合をこなしていますので、Bチーム、Cチームの子たちが上のグループに上がることは簡単なことではありません。
チームを退会し、サッカースクールで学び直し
強豪チームでやっていくのであれば、仲間に皮肉や罵声を浴びせられたら言い返すくらいの気持ちの強さがあると良いしれません。
言い返さなくても、その悔しさをバネに練習に取り組める姿勢も大切です。
残念ながら、当時(小学3年生)の息子にはそれが備わっていなかったように思います。
息子は同学年AチームのTM(トレーニングマッチ)に参加させてもらうこともありましたが、Bチームでの試合出場が多かったです。
同学年のチーム内に言葉のキツイ子が複数名いたこともあり、委縮してしまい思い切ったプレーが出来ず伸び悩んでいました。
プレーが単調になり、本人もサッカーをしていても面白くなかったと思います。
チーム練習に行くのもツラい時期で、サッカーがキライになりそうなタイミングでもありました。
「スクールで学び直すかな」
小学3年の終盤、
スクールの体験会に参加しながら息子の意思を確認。
小学4年生のときは、チームを休会しサッカースクールとフットサルスクールに通うことにしました。
息子の現在までを見る限り、サッカーチーム加入はサッカースクールで基礎をしっかり学んでからでも遅くはないと感じています。
セレクションをパスして強豪チームに所属している安心感というか、満足度は高かったですけどね。。。(^^;)
ただそれが子どもに適しているかどうかは、また別問題です。
強豪チームは普段からポジションの奪い合いで、試合は勝って当たり前。
失点したとき、負けたときの罵り合いも日常茶飯事でした。
特に気の弱い子、性格のおとなしい子がミスをしたときは厳しい言葉で責め立てられてしまう傾向がありました。。。
最近は新メンバーが多く加入したことでリーダー格も変わり罵り合いも減ったと聞いていますが、小学3年時の息子の性格ではちょっと厳しい環境でした。
そうは言っても周りの子が先に進んでどんどん上手くなっていくと焦ってしまいますよね。
他の子よりもチーム加入が1~2年遅れてしまうと力の差が出てしまうのは仕方がありません。
サッカーがつまらなくなってしまったら本末転倒です。
厳しい環境で揉まれることも必要だと思っていますが、小学生年代は「力」をつける大事な時期です。
仲間とのいざこざやコーチとの関係性に悩んでいるよりも精度の高い技術力を習得することにエネルギーを集中した方が良い場合もあります。
まずは「止める」「蹴る」「運ぶ」をしっかり練習して基礎技術を身につけてからチーム加入でも十分に挽回可能です。
もちろん本人の努力も必要ですが、
これは間違いありません。
もしくはサッカーチームに所属しながら、平日のどこかで質の高いサッカースクール、フットサルスクールに通うことも一案です。
レベルの高いサッカースクール(下部組織、欧州チームのスクールなど)、フットサルスクールは上手な子が通っていることが多いので、ウワサを頼りに見学・体験会に行かれると良いと思います。
そこで情報交換もできますし、いろいろなチーム事情、雰囲気なども教えてもらえます。
基礎技術が二の次になっている子が多い?!
ある程度、上手な子は「止める」「蹴る」「運ぶ」が出来ている子が多いですが、強いチームでも基礎技術が二の次になっている子がいるのも気になるところです。
「止める」「蹴る」がまだまだの子もチームやスクールのセレクションをパスしていることもありますが、おそらく低学年のときにセレクションを受けて大目に見てもらえたか、もしくは特徴あるプレーが目にとまった可能性があります。
少しでも「上」を目指すのであれば、サッカーの基礎「止める」「蹴る」「運ぶ」を疎かにしてはいけません。
上達スピードは個人差ありますので、あわてずに子どもの成長速度に合わせてチーム加入をすれば良いと思います。
とは言え、
子どもがスクールとチームの違いも分からずに、親の考えだけでスクールに通っていては意味が半減してしまいますので、しっかりと ” 次のステップ ” を説明してモチベーション維持をしていくと良いと思います。
できれば小学4年、5年生にはサッカーチームに入れるよう調整していきましょう。
基礎をしっかり身につけてからサッカーチームに入る場合は、他の子よりも1~2年遅れての加入することになります。
子どもがそれを意識できれば、意味のある時間になるはずです。
いま息子(5年生)は、土日のみ活動しているサッカーチームに加入しましたが、いま基礎技術習得に「力」を入れてきた成果が見えています。
強豪ではありませんが、
これからどこまで上に行けるのか、楽しみな強いチームです。
3年終わりにサッカーチームを休会し、4年生の間は試合経験も積めず不安になることもありましたが、いまは基礎技術に集中した練習をしてきてよかったと思っています。
ぜひお子さんの試合を観戦しながら、
「ちゃんと味方の足元(左右どちらか等)あるいは意図する場所に蹴れているか」
「味方からのパスをトラップあるいは意図する方向にボールを移動できているか」
などもチェックしてあげてくださいね♪
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