オフサイドで旗を揚げるタイミングはいつですか?
オフサイドで旗を揚げるタイミングは、基本的にオフサイドと判定された時点で、副審がオフサイドライン上で旗を揚げます。
↓ ↓ ↓ これで言うとボールの近くにいる「おサル」の右手がオフサイドライン(黄色の線)で、黄色線上で旗を揚げます。
「イヌB」がオフサイドラインを超えてポジションを取っているので、「イヌA」から飛んできたボールに「イヌB」が触れた時点で旗が揚げられることが多いです。
ただプレミアリーグ等では、
副審が旗を上げるタイミングを意図的に遅らせることをしています。よく言われる「オフサイドをディレイする」ということです。
なぜ旗を上げるタイミングを遅らせるのか
これは昨今のプレミアリーグによるVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の影響が大きいです。
ビデオ判定では、オフサイドラインと攻撃側ラインを1ピクセル(0.28~0.35mm)単位で計測していて、1ピクセルでも飛び出していれば「オフサイド」と判定していました。
ですので、
副審のオフサイド判定の誤審で得点やPK獲得のシーンが無くなってしまわないよう旗を揚げるタイミングを遅らせることが推奨されているのです。
ただゴール前ということもあり、無駄にプレーが継続されてしまうと選手のケガや疲労も重なるため、明らかに得点の機会がないと判断される場合には出来るだけ速やかに「旗を揚げる」ことになっています。
■最近のVAR判定(2021年10月現在) VAR用の画面にはオフサイドラインと攻撃側ラインそれぞれのラインが画面上に表示されるのですが、この2本のラインが重なった場合には主審または副審の判定に関係なく「ノットオフサイド」「オンサイド」の旨を主審に伝えることになっています。 画面上に表示されるラインが重なる範囲は5cm程度と言われています。以前は「つま先」が出ているだけで「オフサイド判定」となっていましたが、今後はそのような状況でのゴール取り消しはなくなっていきます。 2022年7月から改定される「オフサイドの新ルール」では、オフサイドラインに身体の一部が残っていればいいことになります。(ルール改定予定でしたが、延期となりました) |
オフサイドポジションの選手がボールに触れなくてもオフサイドになる場合
・オフサイドポジションにいる攻撃側の選手が守備側選手のプレーを妨げ、攻撃側に有利な状況になった場合
・オフサイドポジションにいる選手にボールが出された瞬間、攻撃側のボール受け手選手が守備側選手と接触した場合
上記の場合が「オフサイドポジションの選手がボールに触れなくてもオフサイドになるケース」となります。逆にオフサイドポジションにいてもボールをスルーした場合は、オフサイドにはなりませんので、旗が揚がることはありません。
前回の記事でも書きましたが、上の画像の「イヌB」のポジションは2022年7月からスタートする「オフサイドの新ルール」でオフサイドではなくなりますので、サッカーをする子どもはじめお父さん、お母さんは一度記事に目を通しておきましょう!!! 2022年7月から導入される「オフサイド」の新ルールはこちら >>> |
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