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インサイドキック まっすぐに転がらないときにチェックすること
Q : 息子のインサイドキックが右に左に安定感がありません。真っすぐ蹴るにはどうすれば良いでしょうか?
ある程度年齢も重ねてインサイドキックが真っすぐに蹴れないと気になりますよね。
以前はうちの息子もそうでした。
二人でインサイドキックの練習をするときは、私の右足あるいは左足をねらって蹴らせていたのですが、一歩動かないと取れないパスが3~4割も発生していたことがあります。(^^;)
距離の長いパスをしたら、パスを受けた選手が数m動かないといけないということです。
↓ ↓ ↓ こんな感じです。
これではいかんですよね。
とりあえず
左右どちらかの足をねらって蹴ることを止めさせて、フローリング(マンションのコミュニティルーム)の板の目に合わせて真っすぐ蹴らせてみたことがあります。
結果、ボールが真っすぐ転がってきたのは、右足で蹴ったボールが半分、左足は半分以下と分かりました。
※練習場所はフローリングになっているマンションのコミュニティールームです。
クセが付いてしまっていて、受け手の右側に流れる傾向がありました。
どのようなクセが付いているのかの確認をして、練習を積み重ねていくしかありませんね。
ボールが真っすぐに転がらないときにチェックすること
まず①番から見ていきましょう。
1.軸足とボールが近すぎると真っすぐに転がらない
軸足とボールの間にスペースがほとんどない場合、右足がボールに真っすぐに当たっていないことが多いです。
息子も2cmくらい(一定ではない)のスペースしかないことがあり、右足で蹴るときに左の軸足がボールに触れてしまいそうなときもありました。
正面から見ていると、
蹴りにくそうでしたし、
自然体ではないんですよね。
(動画を撮ってあげるとわかりやすいです)
蹴り方の修正
蹴り方にクセが付いているので、
息子には普通に歩きながら右足(利き足)にたまたまボールがあったというシチュエーションで蹴らせてみました。
目的は、軸足とボールが少し離れていることと、自然な姿勢で蹴れることを認識させることです。
実際にやらせてみると、
最初の蹴り方よりも軸足とボールの間にスペースがあり、より自然な姿勢で蹴れていました。
ボールの位置や足の当てる場所を変えたばかりのときは、ボールがまっすぐ転がらないことが多いです。
これは仕方がないので、慣れるまで練習をするしかありません。
小学校低学年の子は足の長さや身体のバランスの問題で、ボールが近いほうが蹴りやすいという子もいますので、無理に変えなくても良いと思います。
独自のスタイルでも練習をしっかりして精度を高めて蹴れるようになれば、そのままで良いと思います。
ボールが思ったところに行かないなど、変えた方が良い理由が明確になった時に挑戦してみてください。
2.蹴る足が斜めになっていて真っすぐに転がらない
蹴る足が斜めになっていると、ボールは真っすぐに転がってくれません。
また強く蹴ろうとすると力んでしまい、足の向きがブレてしまいますので、蹴る足の芯に当たるように意識して蹴ってみましょう。
インサイドキックでここに当てないといけないという決まりはありませんが、ボールを当てる足の ” 点 ” が指先の方向に行けば行くほど安定感がなくなります。
くるぶしの下あたりがブレにくいのでおススメですが、反発力のある踵(かかと)横の硬い部分で蹴る人もいますので、チャレンジしてみてくださいね。
3.つま先がさがってしまっている
蹴るときにつま先が下がってしまっている子どももいます。
つま先が下がっていると足先が不安定になるのと、試合中などでは相手ディフェンスのプレッシャーに慌てて地面に足が当たってしまうこともあります。
チェックしてあげてください。
足首を固定してスパイクの裏側が地面とできるだけ平行になるように蹴れると安定感が増します。
4.軸足より少し前に置いて蹴ってみる
軸足の真横に置いたイラスト図で説明してきましたが、慣れてきたら軸足より少し前に置いて蹴る練習をしていきましょう。
次の動きを考えた場合、軸足の真横ではなく少し前にボールが配置されていた方がスムースな対応が可能です。
インサイドキックを蹴るときのボールの位置は、軸足の真横、少し前など、どの位置でもまっすぐ蹴れるようにしておきましょう。
初めから軸足より少し前にボールを置くポジションで練習をしても良いのですが、小学校低学年の子は軸足の安定感も欠けているので、好きなように蹴らせるか軸足の横あたりが蹴りやすくて良いと思います。
ゲームをしながらインサイドキックの練習♪
インサイドキックの練習でシンプルにボールを蹴っているだけでは飽きてしまいますので、コーンにボールを当てるゲームをしてみると子どもも楽しんでくれます。
お父さん、お母さんはボール拾いがんばってくださいね。(^^)
最初はコーンを近くに置いて、当てることができたら距離を伸ばしていきます。
「連続で3回、5回当てる」
というルールを設定すると子どもも集中して蹴ってくれます。
コーン1個で普通に当てられるようになったら、2~3個横に並べてすべて当てたらクリアにしていきます。
倒れたコーンを直す手間が面倒であれば、マーカーにするのもアリですね。
インサイドキックに限らず、ひとつひとつ理解しながら自然と体が動いて反応できるようになるといいですよね。
練習がんばってくださいね。
息子もがんばってます♪
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