今回、紹介するのはブラジルのスーパースター・ロナウジーニョが生まれてから2006年欧州チャンピオンズリーグ決勝までの彼の半生を描いた「ロナウジーニョ The Smiling Chanpion」です。
この本を購入したのは、
YouTubeでロナウジーニョのプレー集を見た息子が
「この人、えぐっ!」
とコメントしたことがきっかけでした。(^^)
いままでメッシやイニエスタなどのプレーを見てきましたが、自分から何度も動画をみては「すごっ」と感じていた選手です。
ドリブルもスゴイですが、特にリフティングのボールコントロールに感動してました。息子もちょうどリフティングにハマっているというのもあると思いますけどね。(^^)
現状、ロナウジーニョに会うことは出来ないので、プレーを初めてみたときの気持ちを忘れないようパネルもGETしました。
大きすぎず小さすぎず、ツヤのあるアクリルコーティングで気に入ってます。壁掛けフックも付いているので簡単に飾ることができました。
目次
ブラジルで成功するには「音楽」か「サッカー」
ロナウジーニョが生まれた頃のブラジルは、経済不況で失業率も異常に高い状態。貧しく学校にも行けない子どもも多く、文盲率も25%という高さでした。
ロナウジーニョ一家もけっして例外ではなく、木造とトタンで出来た家は、スラム街と境界を接する地区にあり、生活もラクではありません。
成功したければ「サッカー」か「音楽」。
それがブラジルでした。
子供が生まれるとサッカーボールとサッカーシューズをプレゼントする家庭が多いというのもうなずけます。
その日を生きのびるために
目の前にあるパンを取りに行く。
サッカー選手になるために
朝から晩までボールを蹴りに行く。
ゴールに向かって一直線です。
サッカースクールに通えない子が多い貧しい国では、スパイクも履かず見よう見まねで練習している子も多くいます。
しかもブラジルの子どもたちは、10才くらいになると家族を養うこと、稼ぐことを考え始めるそうです。
この違いは大きいですね。。。
どちらが良いとか悪いではなく、命の根底に芽生える力強さというか、覚悟のあるなしは、少なからずプレーに表現されますからね。
「 ロナウジーニョ The Smiling Champion 」を読んでみる
はだしでプレーするブラジルの子どもたち
55才になった今もプレーを続ける三浦知良選手は、ブラジル留学中にサッカー選手(夢)を諦めて日本に帰国しようと思ったことがあると「カズのまま死にたい」に書かれてました。
そんな時にボロボロのサッカーボールと裸足で駆け回る子どもたちのプレーが目にとまり、割れた窓ガラスに映る自分の姿を見て、考えを改めたと言います。
恵まれた環境に感謝、
初心に戻って、新たに練習に励むことができたそうです。
三浦知良選手が、このまま何才までプレーできるのか、見てみたい気持ちもありますが、ワールドカップの日本代表監督として采配をふるっているところも見てみたいですよね。
代表に選ばれる重み、落選する選手の気持ちが誰よりも分かってますので、いつの日か日本代表をさらなる高みに引っ張っていってくれることを願います。
話が脱線してしまいました。。。
戻しましょう。
ロナウジーニョの少年期はワンちゃんと練習♪
ロナウジーニョの少年期にしていた練習方法の一つに、なんとワンちゃんとの練習があります。
普段は、近所の子供たちとストリートサッカーやフットサルをして過ごしていましたが、家にいるときは椅子の脚の間にボールを通してみたり、飼っていた犬を練習相手にしてたくさんプレーをしてきたそうです。
なぜ犬と練習を?
「人間だとすぐ疲れてしまうけど、犬は疲れ知らずで練習ができるから」
たしかに犬の体力は人間の比ではないですし、動きも素早く足も速いので、練習相手として最高なのかもしれないですね。
たまに犬の股抜きにもチャレンジしたそうですが、さすがに出来なかったみたいです。(笑)
たまに公園で息子が転がすボールに興味を示すワンちゃんがいるのですが、飼い主のリードをグイグイ引っ張って、ボールを追いかけてくることがあります。
よそ様のワンちゃんなので何もせずに終わりますが、あんな感じなのでしょうね。
憧れのサッカー選手は「お兄ちゃん」
ロナウジーニョには、10才離れたお兄さんがいます。
地元の有名なプロサッカーチームに所属し、家計も支えてくれていました。サッカーのアドバイスももらえて、いいお手本になってくれたと言います。
当時のロナウジーニョは憧れの選手を聞かれると ”お兄ちゃん” と答えるほど、大きな存在でした。
お兄ちゃんこと兄のロベルトは、
「ロナウジーニョは、いつもボールと一緒で ” 学ぼう ” とする姿勢は誰よりも優れていた」
と語っています。
小さいときから仲間の上手なプレーを見ては、出来るまで練習をして試合で試すを繰り返していました。その努力の積み重ねがあのファンタスティックなプレーにつながっているのです。
そしてロナウジーニョが有名な選手になってからも目にとまった良いプレーは、ビデオを見ながら何度も練習していたというから驚きです。
ロナウジーニョは、すでに引退していて、今の小学生は知らない子も多いと思います。
いきなり「ロナウジーニョ The Smiling Chanpion」を読んでも、面白みに欠けてしまいますので、まずはYouTubeなどで、彼のプレー集を見てからでも遅くはないので、ぜひ動画も楽しんでください。
↓ ↓ ↓ 表紙の写真もいいですね。
「 ロナウジーニョ The Smiling Champion 」を読んでみる
日本でスーパースターは生まれるか
ルールや規律を守り、協調性に富んだ日本では、ロナウジーニョのようにサッカーを楽しむプレーヤーが生まれてくることは難しいと言われています。
たしかにルールや規律を重んじる日本において、子どもたちが自由に楽しくプレーすることって本当に難しいことだと感じます。
右みても左をみても「あれダメ、これダメ」の看板ばかりで、遊びながら創造することに制限がかかってます。
最近は
「子どもの考える力を伸ばす教育」
をよく耳にしますが、子どもたちを指導する側が ” 自分で考える教育 ” あるいは ” 訓練 ” を受けてきていないですからね。
なかなか難しいことですが、大人も挑戦しながら変わっていかないといけないですね。
(^^;) ガンバルドー
ただ野球界に目を移せば、イチロー選手や大谷選手のようなスーパースターが生まれています。個人的には野茂選手も好きな選手でしたが。。。
高校野球が始まったのが1915年、全国高校サッカー選手権大会が1918年。
同じくらいの歴史がありますが、初期は野球が圧倒的な人気でしたので、サッカーはこれからかと思います。
実際、レベルの高い欧州サッカーで活躍している選手がいますので、近い将来、サッカー界にもスーパースターが出てくると期待しています。
目標に向かって、息子も強い気持ちを持って突き進んでいってくれると嬉しいですね。
読んで学べる面白いサッカー選手の本
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