まず「 トレセン 」って何?
まず ” トレセン ” って何?
という方もいるかと思いますので、簡単に説明しておきたいと思います。
” トレセン ” というのは「トレーニングセンター」の略です。
「日本サッカーの強化、発展のため、将来日本代表選手となる優秀な素材を発掘し、良い環境、良い指導を与えること」(JFAホームページより)
を目的に始まった制度で、各チームから選ばれた選手が集まり、さらにその中から「選抜」が行われます。
レベルの高い選手同士が一緒に練習をすることで互いに刺激し合い、「個」をさらに高めていけるトレーニングをしていきます。
ナショナルトレセン( ナショトレ )は、トップ・オブ・トレセン!
「 ナショナルトレセン = ナショトレ 」は、” トレセン ” の中でも頂点に位置する選抜グループとなります。
基本的には、いきなり「 ナショナルトレセン 」に呼ばれることはなく、
地区トレセン ⇒ 都道府県トレセン ⇒ 地域トレセン ⇒ ナショナルトレセン
と順番に上がっていきますが、まれに監督からの推薦、スカウトなどから声がかかり途中参加できることもあるようです。
トレセン名 | 選考内容 |
---|---|
地区トレセン | 都道府県内の支部、ブロック、市、区など地区を分けて行われている |
都道府県トレセン | 各地区トレセンで評価を得た選手が選考会に参加して、合格した選手が活動。 |
地域トレセン | 北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州の9地域で行われているトレセン。 都道府県トレセンで評価を得た選手が選考会に参加でき、合格した選手が地域トレセンの選手として活動。 |
ナショナルトレセン | 地域トレセンで評価された選手が参加できる最も高いレベルのトレセン。 各地域で10月~2月頃に年1回開催される。地域によって前期と後期の年2回開催される。 |
都道府県トレセンは、「地区トレセン」で評価を得た選手が選考会に参加できるものですが、地域の強豪チームは「地区トレセン」を免除されることもあります。
トレセンに選ばれるには?
地区トレセンのトレーニングに参加するには、チームのコーチに推薦してもらうことが必要です。
※チームコーチというのは、サッカースクールのコーチではありませんので、ご注意ください。
「トレセンに参加してみたい!」
という気持ちだけでは推薦してもらえません。
チームの中でしっかり活躍をすることが評価につながりますので、日々努力をしていくことが大切です。
推薦がもらえた後は、試合形式の選抜があります。
集まった選手の中から25名前後(地区による)が選ばれます。
ポジションによって評価ポイントが異なりますので、これが出来ればOKみたいなものはありません。
攻撃ポジションであれば、「得点」や「ドリブル突破」、守備ポジションは「ボール奪取」「抜かれない」など良い守備が試合中にアピールできるといいですね。
上記に加えて、
・走力(50m走が速い)
・視野(首振りが出来ている)
・技術(テクニックがある)
・攻守の切り替え
・身体が大きい
など。
どれか一つでも加わると、さらに目に留まりやすくなります。
まずはコーチの評価が第一関門となりますので、日々の練習、試合で一生懸命にプレーすることが重要です。
トレセンに選ばれなくても・・・
トレセンに選ばれなかったからと言って、プロになれないわけではありません。
皆さんもご存知の古橋亨梧選手や元日本代表のウッチーこと内田篤人さんも小中学校とトレセンには選ばれていません。
伊東純也選手も小中高とトレセン歴ゼロ。
全国大会とも無縁のサッカー少年でしたが、いまでは欧州のフランス1部リーグで活躍する日本を代表するスター選手になりました。
トレセンに選ばれても、選ばれなくても
サッカー選手になれても、なれなくても
努力を続けたその姿勢は、無駄にはなりません。
感謝を忘れず謙虚な姿勢で
すべての練習、すべての試合を全力でがんばりましょう!
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