Q : 毎月第三日曜は「家庭の日」としてスポ少のサッカー活動を休みにしている所もあると聞きました。原則禁止というのは決まり事(義務)ですか?
A : 毎月第三日曜日は家族団らんの時間が持てるよう設けられているもので、地域によっては毎月第三土曜日を「青少年育成の日」、毎月第三日曜日を「家庭の日」と定めて連休にしているところがあります。
全国統一にルール化してくれると良いのですが、いまは地域の各スポーツ少年団に判断をお任せ・・・という感じです。
たしかに小学生年代から土日フルで練習や試合をしていたら、家族で過ごす時間が持てないですよね。
平日は朝から学校、帰ってきたら宿題にサッカースクール。
大人で言えば、仕事に行っているようなものです。平日仕事フル出勤して、軽作業でも土日出勤が2か月も3か月も続いたらイヤですよね。
子どもは親の言うことを聞きますから文句も言わず、こなしていくはずですが、土日も朝からサッカーの練習、試合をしていたら、身体を休める日がありません。
ケガをする子も出てきます。
月に1回休みがあれば、子どもも嬉しい
月に1回でもお休みがあれば、子どもも嬉しいはずです。
特に低学年の子であれば、家族と出かけたり、お友達と遊ぶ時間が持てれば心にもゆとりが生まれるものです。
プロを目指していた20代半ばの社会人の方が、
「小学生の頃は学校の友達と遊ぶことなくサッカースクールに通うことが普通だと思っていて、それはそれで楽しかった」
と話してくれたことがあります。
ただその反動もあって、高校まで続けたサッカーも大学では遊びまくったとも言ってました。
小学生から高校3年まで、遊ぶことなくサッカー漬けの日々を送り、燃え尽き症候群になってしまったそうで、大学ではサッカーボールに触れることもなかったそうです。
ほとんどのサッカー少年がプロ選手になれるわけではない現実を考えると、サッカー活動原則禁止の日が義務化されても良いのかなぁと思ってしまいますね。
子どもは土日練習・試合で外出をしてくれた方がいい?
子どものパワーがありすぎて、土日はクラブ活動をしてくれていた方がラクという親御さんも多いと聞きます。
トップグループで頭ひとつ抜けた上手さがあれば話は変わってきますが、息子はトップグループにはもう少しという感じで真ん中より上というレベルです。
うちの子は平日のスクールがハードなのと自主練を継続させたいこともあり、土日のどちらかを休めるようにチーム入団前に相談をさせてもらいました。
極端な話、小学生の間は平日のサッカースクールを一生懸命やっていれば、それだけでもいいかなぁと・・・。
もちろんサッカースクールだけだと練習量、試合数も限られてくるので、次のステップに上がるときの評価は難しくなりますけどね。。。
ちなみにサッカーチームを休会していた小学4年生のときは土日フリータイムでした。
なので、
土日はサッカーの自主練習もしつつ、お友達と遊ぶ時間を確保したり、家族と出かけることもできて充実した日々を過ごすことができました。
中学、高校になれば、今より何倍も忙しいサッカー漬けの生活になりますので、小学4年時の土日フリータイムはたいへん貴重な時間を過ごせたと感じています。
息子の苦手な部分や、伸ばしたいところを集中して練習ができたことも良かったですし、いまもお友達と遊んだ夕食時には満面の笑顔で話をしてくれています。
いまスポーツ少年団で土日に練習&試合をしているチームに毎月1回の休みを導入してもらうことは難しいはずです。
となると、
親がお友達や家族と過ごす時間をどう作るかを考えてあげる必要がありますよね。
小学2年~4年生のどこかの学年で土日休み、平日のみの練習にすることも良いですし、月に1回、親からコーチに連絡をして休むというのもアリかと思います。
うちのやり方が正しいわけではありませんが、息子には小学3年の後半に平日のサッカースクール体験会に参加させて、どうしたいかを選択させました。
他の子よりも練習や試合時間が減少するデメリットも伝え、体験会に参加後、息子はサッカースクールを選び、チームを休会することになりました。
プロになれるのは一握り
うちの子もサッカーの世界で上を目指して頑張ってますので、できるだけいろいろな経験をさせてあげようと考えています。
いまの段階で言えることは、学校のお友達と遊んだことや、さまざまな経験、サッカーの練習を一生懸命に取り組んでいることがプラスに働いていて、コミュニケーション能力の高い子に育ってくれています。
先述した通り、
がんばってる子ども全員がプロになれるわけではなく、ほんの一握りです。焦らずコツコツ努力を積み重ねて、サッカーも遊びも一生懸命にしてくれればうれしいですね。
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