欧州はクラブチームのスカウトが活発なんですよね。
早ければ10才の小学生やU-12(小学校高学年)、U-13(中学生)の若き才能をスカウトして育てていくシステムが確立されています。
最近は、日本人選手の活躍、ビジネス的な面も含めて海外のスカウトマンが日本に視察に来ているという話も聞きます。
スカウトマンは選手のどのような所を見ているのか気になりますよね。
先日のスポーツニュースに「イギリスのチームが重要視する小学生の素質の見分け方」が出てましたので、取り上げてみたいと思います。
プロスカウトが重要視する「小学生の素質の見分け方」
プロのスカウトが重要視するのは、
まず「サッカーが好きかどうか」。
サッカーが好きでなくても、上手になる子はいると思いますが、やはり「サッカーが好き」がどうかは重要な指標になると言っています。
たしかに ” 好き ” で取り組んでいる姿勢には敵わないですよね。。。(^^)
・サッカーが好きかどうか ・エネルギッシュかどうか ・勇敢さや大胆さの有無 ・スピード・パワー ・キック |
サッカーが好きかどうか
小さい頃の習い事は親に連れられて通っているケースも多いですよね。サッカー始め水泳、そろばん、ピアノ、野球等いろいろあるかと思います。
サッカーが本当に好きかどうか。
サッカーが好きな子のプレーって、見ていて気持ちがいいというか、躍動しているのが分かりますよね。特に小学1、2年生くらいの子は顕著で、ボールを追いかける姿勢が一生懸命です。
当たり前ですが、やはりサッカーが好きな子の方が上達スピードも速く、どんどん伸びていきます。
うちの子は幼稚園のときにサッカースクールに連れて行ったのですが、最初はボールを追いかけることもしなかったので、入会せずに帰ってきた思い出があります。
「息子はサッカーを楽しんでいるのか?」
ずっと気になっていた点でしたが、3年生で委縮してしまったときと4年生になって聞いてみたことがあります。
「サッカー楽しいか?」
「サッカーたのしい!」
と答えてくれて ” ホッ ” としたのを覚えています。
やさしい子なので、心配を察して親の喜ぶ回答をしていることも考えられますので、注意深く見守っていこうと思います。(^^;)
チームメイトからのキツイ言葉や反則の多さに委縮していた3年生のときは、親が見てても元気がなく、笑顔が少なくなっているのが分かりました。
4年生になってからは、自信が付いてきたようで、楽しそうにプレーし、動きも良くなってきました。(^^)
エネルギッシュかどうか
スカウトの人たちは、ポジショニングのうまさより
「ピッチ内での運動量」
「セカンドボールへの反応スピード」
「ボールに触っていなくてもチームに影響を与えようとしているか」
を見ているとのこと。
この「エネルギッシュかどうか」は、サッカーが好きな子の特徴とも言えますね。試合中の運動量は自然と増えますので、セカンドボールへの反応スピードも良くなる傾向があります。
小学3、4年生にもなるとポジションを意識した動きができますので、これにプラスして担当エリア外でも ” ココ ” というときに積極的にボールに関わろうとしているかどうかは大事な動き・働きになりますよね。
勇敢さや大胆さの有無
・怖がらずにボールに突っ込んでいけるかどうか
・ドリブラータイプであれば、自分から仕掛け、前に行く推進力を持っているかどうか
ボールを怖がっていないかどうかは、順番でゴールキーパーをしているときも分かりますね。
ボールを怖がっている子は、周りの子が怖がらないようなボールにも手を出さず、ボールを避けるような動きになっています。
うちの子も小学3年生まではボールを怖がっていた感じで、息子がゴールキーパーをすると相手チームのゴールラッシュが始まる始末・・・親としては見ているのがツラかったほどです。
最近は息子もボールを怖がらなくなってきました。相手がボールを持ったときも突っ込めるようになりましたので、これからどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。
キーパーをすると手が痛くなりますので、グローブがあると ” やる気 ” が出るかもしれません。
↓ ↓ ↓
スピード・パワー
・方向転換しながらの動きの速さ
・トップスピードを維持できる距離
・初速のスピード
・トップスピードに達するまでの時間
・競り合いの強さ
・タックル
スピードは武器になりますので、足の速い子はフォームの改善、スピードを生かしたプレー、スタートダッシュなど意識をしながらスピードアップできるトレーニングを追加すると良いでしょうね。
スピードは、ひとつ前で紹介した「自分から仕掛け、前に行く推進力を持っているかどうか」にもつながってきます。
ある程度基礎がしっかりしていて、スピードが突出していればレギュラーを狙えますので、足の速い子はさらに頑張ってくださいね。
キック
・球にしっかりミートしているか
・振り向きざまのシュートの精度
・体勢が崩れている状態での精度
チェック項目の「キック」ですが、さすがに筋力の出来上がっていない小学生年代ではそれほど重視はされていません。
それでも「パススピード」や「シュート」の精度はチェックされていますので、スキルアップのためにも意識しながら練習しておくと良いかもしれません。
またイギリスでは、シュートみたいなパスを蹴ることもあります。
このパスをトラップできなかったときは、出し手ではなくトラップが出来なかった選手が悪いという文化がありますので、サッカーの基礎でもある「止める」「蹴る」「運ぶ」はしっかり練習をしておきましょう!
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