Q : 小学校低学年のうちは「トレーニングシューズでいい」と言われましたが、なぜサッカー用スパイクは、避けた方が良いのですか?
A : サッカーを始めたばかりの小学校低学年のお子さんには「トレーニングシューズで十分」と言われることがありますが、それには理由があります。ぜひ参考にしてください。
成長期の子どもは「トレーニングシューズ ( トレシュー )」がいいワケ
個人差ありますが、サッカースパイクはトレーニングシューズ( トレシュー )と比べると足への負担が大きく、踵(かかと)やヒザ、股関節などに痛みが出てしまうこともあります。
↓ ↓ ↓ こちらをご覧ください。

左上写真のスパイクは、靴底にスタッド(突起)がついており、芝生のグラウンドでのグリップ力を高めるために作られています。
一方、トレーニングシューズ(トレシュー)はスタッドがなく、フラットなソールで、土や人工芝、体育館などさまざまな環境で使用できるようになっています。
土との接地面が多いので足への負担が少ないんですよね。
小学校低学年のうちは、まだ足の骨や筋肉が成長途中です。
スパイクは足にかかる負担が大きく、特に硬い地面で使用すると足裏や関節に余計な負荷がかかり、成長痛や足の疲労、最悪の場合はケガにつながる可能性があるのです。
※個人差ありますので、すべて子どもに当てはまるわけではありません。
息子も小3から痛みが出始めました。。。(T T)
うちの子も3年生の頃から股関節やヒザ、かかとの痛みが出始め、高学年では悩まされました。コーチの理解があれば良いですが、そうでない場合は、身体ケアよりも練習優先になることがありますので注意が必要です。(休ませたほうがいいです)
また、スパイクは地面にしっかり食い込むので、急な方向転換や止まる動作で足首や膝に大きな負担がかかります。
スパイクはかっこいいですし、プロの選手たちもお友達もみんなが履いているので子どもが履きたがる気持ちもわかりますが、特に体の使い方がまだ未熟な低学年の子どもたちには、トレーニングシューズ(トレシュー)がおすすめです。
トレーニングシューズなら、足が無理に引っかかることがないので、自然な動きを学びながら安全にプレーができると言われています。
また、スパイクは価格も高めで、すぐにサイズアウトしてしまう低学年の子どもには経済的な負担も大きいですよね。
トレーニングシューズは比較的リーズナブルで、普段の運動靴としても使えるため、コストパフォーマンスが高いというメリットもあります。
成長期の子どもたちには、トレーニングシューズのほうが良いと耳にしていたものの、息子が小学生年代のときは、スパイクをメインに買い与えていました。
実際、息子に痛みが出始めたときは時すでに遅く、チームコーチの理解も得にくく、休みにくい状況でした。(痛みが強い時は休ませてました)
それと人工芝での練習も、人工の芝が擦り減っている固めのグランドも注意が必要です。
では、スパイクはいつから履くべきなのでしょうか?
子どもの成長は個人差ありますので何とも言えませんが、痛みが出やすい子、線の細い子は、小学4年生~5年生くらいになってからでも遅くはないような気がします。
足の成長が落ち着いてくるタイミングで徐々にスパイクを取り入れていきましょう。
また、学年も上がり試合が増えてくると、スパイクの恩恵を受けやすくなります。
そのため、試合用にはスパイク、練習用にはトレーニングシューズと使い分けるのも一つの方法です。
低学年のうちは、まずは楽しくサッカーを続けられることが最優先。
練習前後にストレッチをする、安全で足に優しいトレーニングシューズを選ぶことで、ケガのリスクを減らしながらしっかりと基礎を身につけていくことができます。
焦らずじっくりと成長を見守りながら、最適なタイミングでスパイクデビューを迎えましょう!
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