中学1年のジュニアユース。
同じ学年なのに、太ももやふくらはぎの太さがまるで違う。
DF(ディフェンス)の選手たちの ” ふくらはぎ ” を見ると、
「どうしたらあんな足になるの?」
と思うほど、筋肉の付き方が違いますよね。
「それに比べて自分は足(線)が細く、当たり負けしてしまう」
「頑張っているのに、どうしても身体の差で勝てない。。。」
こうした悩みを持つ選手は本当に多いです。
特にジュニアユースの1年目は、身体の成長スピードが人によって大きく違う時期。
早く成長期を迎えた子は、筋力・スピード・パワーの面で圧倒的に有利に見えます。
でも、焦る必要はありません。
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体格差で勝てないときに大切なのは「見方を変える」こと
たとえば、フィジカルが強い選手は、体を張って守ったり、力強くボールを蹴ったりするのが得意。
試合を見ていても迫力、キック力がハンパないですよね。
息子のチームにも強烈なシュートを放つ選手がいますが、ゴールポストに当たったボールが破裂したこともある中1ではありえないキック力の子もいます。
一方で、細身の選手はパワーもスピードも劣りぎみ。
“ 技術と速さ ”
これで勝負するしかありませんね。(^^;)
つまり、
「ぶつかって勝てないなら、ぶつからない技術を身につける」
これがポイントです。
フィジカルの強い選手との差を感じたと言っても彼らと同じチームに入会できたわけですから、体幹や体力に違いはあっても、技術面ではそれほど大きな差はないはずです。
自信を持ってコツコツと取り組んでいきましょう♪
実際、世界のトップ選手を見ても、小柄でも強い選手はたくさんいます。
有名な選手で言えば、イニエスタやモドリッチ、メッシ。
引退した選手も多いですが、彼らはフィジカルではなく、「技術」「判断」「ポジショニング」で勝負しています。
相手にぶつからずにボールを動かす。
そのためには、ボールコントロールと視野の広さがとても大切になってきます。
↓ ↓ ↓ 取り入れるべき「縄跳びトレーニング」
自主練でやるべきこと
線が細い選手が今やっておくと、あとで大きな差を生み出す練習を紹介します。
もちろんフィジカルのある選手も日々練習をしてますので、彼らと同じ練習をしていても差は生まれにくい状況です。
たとえばボールタッチの練習をしている選手の中には、その練習をしているだけで満足してしまっている子もいます。
ある程度できるようになったら動かすボールの位置を精確にしたり、自分の持つMAXスピードでチャレンジするなど、日々進化していく努力も必要です。
他を圧倒するレベルになるまで練習していきましょう!
① ボールタッチ(リズムと感覚を磨く)
家の玄関前でも、どこでもできるのがボールタッチ練習。
毎日5分でもいいので、リズムよくタッチする習慣をつけましょう。
オススメは、
「ボールを自由に扱える」ことが、プレッシャーを避ける技術につながります。練習をするときは、たまにで良いのでヒザを少し曲げて重心を低くしてやってみてください。
重心が低いと、相手にぶつかられてもバランスを崩しにくくなります。👍
上記オススメにこだわらず、
練習意図が明確であれば
「自分はコレをしたい」
という練習メニューでOKです。
玄関前や自宅でも練習ができるよう「サッカーマット」なるものが販売されてますので、正確なボールコントロールの練習にあってもいいですね。
↓ ↓ ↓
早速、始めてみましょう!
② 首を振る習慣をつける(周りを見てプレーする)
細身の選手が当たり負けしないためには、「相手が近づく前にプレーを決める」ことが重要。
そのために、ボールが来る前に首を振って周りを確認することを意識してみましょう。
ジュニアユース(中学生)になると上手な子は首振りに加えて、間接視野でプレーする能力も身につけています。
「首振り」ができないと、常に判断が遅れバタバタしてしまい、監督・コーチだけでなくチームメイトからもマイナスイメージになって、パスが回ってこない要因となります。
普段のチーム練習から
「きょうは10回首振りをする」
など強く意識しながら取り組んでいく必要があります。
ちなみにバルセロナ時代のイニエスタは、1試合に100回以上首を振っていたと言われています。
首振りが出来るようになると自然と次のプレーが速くなります。
「もらってから判断する」ではなく、「もらう前に決めておく」。
これだけで、プレーの質が格段に上がり、ボールも取られなくなります!
③ 体幹トレーニング(細くてもブレない体を作る)
線が細くても、体幹がしっかりしていれば、相手に当たられても簡単に倒れません。
筋トレというより、「姿勢を安定させる練習」を中心にやってみましょう。
たとえば、
- プランク(30秒 × 3セット)
- サイドプランク(左右30秒ずつ)
- 片足立ちでキープ(バランス感覚アップ)
「 プランク 」と言われてもピンとこないですよね。😊
プロサッカー選手も行っているコレです ↓ ↓ ↓

「 サイドプランク 」というのはコレです ↓ ↓ ↓

筋肉を太くしたい気持ちも分かりますが、中学生年代は「安定してプレーできる体」を作ることが大切です。
④ キック精度を上げる
パワーがないなら、正確さで勝負!
インステップで強く蹴る練習よりも、まずは「狙ったところに正確に蹴れる」ようにしましょう。
ゴールに向かって蹴るよりも、壁当てや、友達とパス交換の練習が効果的です。
正確なパスは、ゲームの中で信頼される選手になる第一歩です。
↓ ↓ ↓ 蹴ったらボールが戻ってくる「バウンドネット」
ポジションを変えてみるのもアリ
小学生年代にDFをしていた子で、身長のある子なら良いですが、正直なところ線の細い子、身長の低い子はDFとして使われる可能性は低くなります。
小学6年までDFをやっていた選手で、線が細いタイプなら、中学ではいろいろなポジションを試してみるのもおすすめです。
たとえば、
- ボールコントロールに自信があるならMF(ミッドフィルダー)やサイドハーフ
- 視野が広いならボランチ
- スピードがあるならウイング
「自分の強みが活かせる場所」を見つけることで、体格のハンデを感じにくくなります。
コーチの評価は“今”だけじゃない
ジュニアユースのコーチは、「今すぐ使える選手」だけを見ているわけではありません。
中学1年の段階で体ができていなくても、伸びしろを感じる選手は必ず見ています。
練習への姿勢、ボールを失っても諦めないプレー、チームのために動く姿勢。
そうした部分をしっかり見てくれるコーチは多いです。
だからこそ、焦らずコツコツ続けること。
いま頑張って積み上げた技術は、体が成長したときに一気に花開きます!
「今できない」ことは、未来のチャンス
「レギュラーは無理かも…」
そう思っている選手に伝えたいのは、
“ いま苦しんでいる時間こそ、成長のチャンス ” ということ。
Aチームで試合に出れないからと不貞腐れたら負けです。
身体の差は、一生続くわけではありません。
高校、大学と進む中で、努力した分だけ差は縮まり、逆転も十分にあります。
大事なのは、「どうせ無理」と決めつけないこと。
できることを一つずつ積み重ねれば、必ず自信に変わります。
だからこそ、諦めず、自分のペースで前に進んでみてください。
そして、
「自分の力を信じること」
これが、ジュニアユースや社会で生きていくために必要な大切な一歩です!
がんばれー、未来の日本代表たち!
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