目次
夢に挑戦した10人の感動の物語
「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」
今回紹介する本は
「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 」
です。
この本は、2009年に放送されたNHKスペシャル「宇宙飛行士はこうして生まれた ~ 密着・最終選抜試験 ~ 」が書籍化されたもので、最終選考に残った10人の夢が見事に描かれた素晴らしい一冊です。
運命の最終章は感動しちゃいました。。。(>_<)
夢を追いかける大人・子どもに数多(あまた)のヒントを与えてくれる書物。ぜひ読んでもらいたいです♪
前回の記事で紹介した本は、宇宙飛行士選抜試験ファイナリストの一人・内山崇さんの視点で描かれたものですが、この「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」はNHKスタッフによってまとめられた10人のファイナリストの物語。
涙を誘う感動本に仕上がっています。
読む順番としては、今回の紹介本「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)」を先に読んだ方が興味深く読み進めることができます。
「きみはなぜ、ココにいるのか?」
候補者に”覚悟”を問う
日本での選抜試験を終えたメンバーは、最後の舞台であるアメリカ・NASAの「ジョンソン宇宙センター」に向かいます。
「ジョンソン宇宙センター」にはスペースシャトルはじめ国際宇宙ステーションの主な訓練施設が整備され、宇宙飛行士が日々訓練をしているところです。
ファイナリスト10名はここで最終面接が行われます。
「きみはなぜ、ここにいるのか?」
面接では、宇宙飛行士としての「覚悟」と候補者のこれまでの「生き様」を深く知るために多くの質問がなされます。
宇宙に関する研究は、莫大な国家予算(税金)を使ったプロジェクトでもあるため、宇宙飛行士は国民に対して宇宙の研究が重要であることを伝える広告塔としての役割もあり、人々の模範となるような人間性も求められます。
単なる憧れだけの応募者を採用するわけにはいかないのです。
過去に不倫の末にストーカーとなり、恋敵を車で追いかけ回し警察に捕まった女性飛行士や、宇宙に出たクルー同士の関係が悪化してしまい、会話もなく、与えられたミッションもスムースにいかなくなった等の歴史があるため、
「なぜ宇宙飛行士になりたいのか」
「本当に進みたい道なのか」
候補者に自らの人生について語らせて、仕事や趣味、特技について、どのようにして人間関係を構築してきたかなど、深く掘り下げて候補者の「生き様」と「覚悟」を確認しているのです。
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スペースシャトルの爆発事故
スペースシャトルの悲しい事故はご存知の方も多いと思います。
1986年のチャレンジャー号の爆発事故(詳細はWikipediaにて)では、打ち上げから73秒後に分解し、7人の乗組員全員が亡くなりました。
2003年には地球に帰還する寸前に事故が起きたコロンビア号空中分解事故(詳細はWikipediaにて)が起きています。この時も7人全員が犠牲になっています。
上記を含め2007年までに飛行中の事故で19名が死亡、訓練中の事故で11名が死亡しています。世界最先端のスペースシャトルでも死亡率は66分の1で、66回の打ち上げで1回は失敗してしまう確率です。
華やかな世界に見える宇宙飛行士という職業は「職務で死ぬ」確率が非常に高く、命を懸けたたいへん危険なミッションであると共に候補者の家族も「覚悟」が必要なのです。
しかも宇宙に行ける機会は限られており、
「宇宙飛行士は待つのが仕事だ」
と言われているほど、なかなかチャンスが巡ってこないのです。そのため宇宙で必要とされる技量の訓練と健康管理の日々が続くのです。
そして宇宙飛行士候補になったからと言って、必ず宇宙に行けるわけではありません。
待つ間にも仲間同士(宇宙飛行士)の競争が激しく、他の道へ踏み出す人も多いそうです。
サッカー選手になるのも「覚悟」が必要
サッカー選手も同じですよね。
プロになったからと言って、試合に出れるわけではありません。毎年、才能あふれる選手がチームに加入し、厳しい競争社会で生きていくことになります。
ケガをすれば、選手生命が脅かされ、いつ戦力外通告をされるかも分からないので、サッカー選手になるのも「覚悟」が必要なのです。
いま ” 夢 ” に向かって努力をしている子どもたちにぜひ読んでもらいたいです。
夢に挑戦すること
「夢に挑戦!」
20~30年前は、今よりも ” 夢 ” の選択肢がたくさんあったような気がしますが、どうですかね。
「宇宙」「音楽」「スポーツ」「お笑い」「写真」「お芝居」「レーサー(車・バイク)」etc.
どの分野もテレビや日常の世界に溢れてましたよね。
私の周りにも自然と ” 夢 ” を持つ人が集まり、各々がそれぞれの道に挑戦していたので楽しかったですね。いい思い出です。
”夢” を持つって、
勇気がいりますよね。
周りと違う生き方に
とまどいもあります。
失敗を恐れずに”夢”に挑んだ10人の物語は、すでに小さな一歩を踏み出した子どもたちの背中をきっと押してくれると思います。
おすすめの一冊です♪
漢字が多いので、小学校3~4年生くらいからどうぞ。(^^)
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元日本代表選手が書いた本 レビュー |
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小学校高学年にオススメのサッカーの本
見出しに ” 小学校高学年 ” としたのは紹介する本に漢字が多いからですが、読み飛ばしても意味は分かりますので、小学3年生くらいから大丈夫かと思います。
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