Q : 地元のジュニアチーム(小学3年)に行ってますが、仲間内でイジメが発生していることが分かりました。移籍しても大丈夫ですか?
A : 小学生のサッカーチームに通うお子さんを持つ保護者の方にとって、「いじめ」の問題はとても悩ましく、そして見過ごせないものですよね。
特に小学3年生という時期は、心も体も成長の途中にあり、周囲の環境から受ける影響がとても大きい年代です。
その中で、仲間内でのいじめが起きていると分かったとき、「このまま続けさせていいのか」「チームを変えてもいいのか」と迷うのは当然のことだと思います。
結論から言えば、移籍はまったく問題ありません。
むしろ、お子さんが安心してサッカーに向き合える環境を整えてあげることの方が、何よりも大切です。
小学生年代では、チームに所属し続けること自体よりも、「サッカーを好きでい続けられるかどうか」の方がはるかに重要です。
同じチームで卒団を迎えることが理想ではありますが、ここで無理をしてしまうと、せっかく好きだったサッカーそのものが嫌いになってしまう可能性もあります。
いじめや暴言がある環境では、子どもは思い切ってプレーすることができません。
常に周りの目を気にしたり、ミスを恐れたりして、本来持っている力を発揮できなくなってしまいます。
その結果、モチベーションも下がり、上達のスピードも自然と遅くなってしまうでしょう。サッカーは本来、チャレンジを繰り返しながら成長していくスポーツです。その土台となる「安心できる環境」が崩れてしまっては、伸びるものも伸びません。
「サッカーはある意味、ぶつかり合いのある競技だから、強くならないといけない」
「言い返したり、やり返したりする力も必要なのでは」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし、もしそれができるのであれば、そもそもいじめられていないケースが多いのも現実です。特に小学生のスポーツ分野は、うまくできない子がいじめられやすい傾向にあるようです。
無理に強さを求めるのではなく、まずはお子さんの気持ちに寄り添い、安心できる居場所を用意してあげることが優先です。
また、今のチームにこだわらず、一度「休会」という形をとるのもひとつの方法です。
その間にサッカースクールに通い、基礎技術をじっくり磨くのも良い選択です。
サッカースクールは対外試合のないところがほとんどで、比較的個人の成長にフォーカスされることが多く、チーム内の人間関係に悩まされにくい環境であることもメリットです。
↑ この「サッカースクールは対外試合がない」は、重要です。
実力社会と頭では分かっていても、自分の子供が試合に出れないことを素直に受け入れられず、言葉には出さなくても悶々としてしまう保護者の方が多いのが現状です。
ですので、
「小学4年生くらいまでであれば、サッカースクールでしっかり基礎を身につけてから、サッカーチームに加入する」
こうした形でサッカーに関わり続けるのも十分に意味があります。
いじめの期間が長くなればなるほど、お子さんにとってその場所は「楽しい場所」ではなく「我慢する場所」になってしまいます。
そうなる前に、できるだけ早く対応することが大切です。まずはチームの監督やコーチに相談するのが第一ですが、もし相談しづらい雰囲気であれば、無理にその場に留まる必要はありません。
移籍や一時的な休止も含めて、お子さんにとって最善の選択を考えてあげてください。
現在、このような問題は特定のチームだけでなく、全国のジュニア世代、さらには中学生・高校生の年代でも見られる課題のひとつです。
だからこそ、
「どこでも起こり得ること」として受け止めつつも、
「今この子にとって何が一番大切か」という視点で判断することが重要です。
サッカーは本来、仲間と協力し、成長し、楽しむスポーツです。
その原点を忘れず、お子さんがもう一度笑顔でボールを追いかけられる環境を見つけてあげてください。それが、長くサッカーを続けていくための一番の近道になるはずです。
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