4年生

【ボールを奪え】そのプレスで相手FWが嫌がるか?ボールを奪われるかもしれないと思わせる気迫が必要。

サッカー。そのプレスで相手が怖がるか?気迫が必要!

以前に ” 鳥かごでボールが奪えない ” 小学生がどうすればボールを奪えるようになるか・・・を記事にしましたが、対外試合でもボールが奪えるようになるとサッカーがさらに楽しくなりますので、しっかり練習をして身につけましょう。

鳥かご(ロンド)でボールが奪えるようになるコツ

そのプレスで相手FWが嫌がるか?

前回も触れましたが、相手の目の前で足を止めてしまう子は、なかなかボールが奪えないだけでなく、抜かれる印象ばかりが目に留まって、仲間やコーチの信頼も失ってしまいます。

ひと昔前はマンツーマンディフェンスで守備をすることが多く、まず相手の動きを止めることが目的だったので、” 相手選手の目の前で足を止める ” でも良かったんですけどね。

最近の守備は、ボールを取りに行って抜かれたとしても、味方DFがすぐにフォローに入ってくれる連携プレーが主流になっています。

カウンター攻撃をくらって自陣に味方が戻りきれていない場合は、下手に取りに行ってしまうと危険な状況になるので、相手の動きを止めるだけで良いときもあります。状況判断が必要です。

サッカー ボールを奪うコツ

↑ DF(ディフェンダー)がFW(フォワード)の前で止まっている図。

ボールを持った選手からすると、DFが目の前で止まってくれれば、この止まってくれている瞬間にパスあるいはドリブルの判断をすることができます。

これではドリブルやパスの上手な人からボールを奪うことはできません。

ちなみに昨今の欧州サッカーでは、プレスをかけに行って相手の前で足を止めてしまうのはプレッシャーになっていないと判断されてしまいます。

もちろん状況にもよりますが、基本的に「なんとしてでも止める」という気迫で突っ込んでいき、抜かれたらすぐに追いかけるくらいの必死さが求められています。

どちらがプレッシャーを感じるか?

サッカー ボールを奪うコツ 距離を詰める

上のイラストでどちらが相手FWのプレッシャーになっていると感じますか?

多くの人が「左側」と答えると思いますし、私も左側と答えます。ここまで近くまで寄れれば、FW(フォワード)も「やばっ」って焦りますよね。タイミングがよければボールを奪うことも可能です。

DFとFWの距離が中途半端であれば
「来た、きた、キター」
とFWもプレーを考える時間を持つことができますが、

いきなり ” ドンッ ” と身体を寄せられたら
「うわっ。」
となりますよね。

一定の距離を保って足を止めていたお子さんには、相手選手との距離をさらに一歩詰めて強烈なプレッシャーを与えながら足を出すようアドバイスしてあげてください。

あと一歩前です。
(トイレかっ)

本気じゃなくて良いので公園などで「1対1」を試してみると良いですね。手前で止まるディフェンスと突っ込まれるディフェンスとどちらが焦るか、お父さんがやってあげると分かりやすいかもしれないです♪

ただ先述しましたが、
カウンター攻撃を受けて、ディフェンスが自分しかいないのであれば、下手なプレスをかけて抜かれてしまうよりも、相手の動きを止めて仲間が戻れる時間を作りだし、状況を見ながらプレスをかければ良いことも忘れずに伝えてあげてください。

より高い位置でボールを奪うプレーも求められている

ディフェンス陣が守備をするのは当たり前のことですが、FWも守備への貢献が求められる時代で、より高い位置「相手陣地」や「センターサークル付近」でボールを奪い返し、得点チャンスにしていくことが「勝ち」にこだわるプレーとして評価されています。

サッカー ボールを奪うコツ 距離を詰める

最近は守備の連携が実によくできているので、ボールを取りに行って抜かれてもスグに味方のディフェンスがフォローに入ってくれます。

上のイラストを見てもらうと

①「DF①」が「FW」の縦を切りに行く
②「FW」はバックパスか、②の方向に移動またはパス
③「FW」が白矢印②の方向に移動したら、「DF②」が赤矢印②の方向にボールを奪いにいく
※ボールを持っている「FW」を「DF①」と「DF②」で挟み打ちして早めに潰す動きも多くみられます。

上のような「DF」の連携プレーは、小学生チームでも普通に行われています。

ですので、
足を止めることなくボールを奪いにいっても味方のフォローが入りますので安心して良いのです。

極端な話、抜かれても大丈夫です。(もちろんボールを奪えるのが理想ですが・・・)

大事なのはその後。
すぐに奪い返しにいく姿勢を習慣付けることです。ボールを奪い返そうとする姿勢、勢いというものは外から見ていても分かります。フォローに入ってくれた仲間と挟み打ちができたらベストです。

やる気のない集中力の欠けた姿勢もスグにわかりますので、とにかく ” チームが勝つ ” ためのプレーを一生懸命にすることです。取られたら取られっぱなしという選手も多いので、しっかり意識をしてプレーに臨みましょう。

相手に抜かれても気にしないこと

ボールを持った相手の前で止まってしまう子からすると、さらに一歩進んでボールを奪いにいくことは大変勇気がいることで簡単なことではありません。

「抜かれてしまったらどうしよう」

不安になってしまうものですが、相手の前で止まって、うまく駆け引きができていないプレーでは、抜かれていることが多いはずです。

どうせ抜かれるなら思い切って体ごとぶつかってみた方がいいですよね。

ボールを奪うことはプロでも大変な仕事ですから、上手くいかなくても気にしないことです。相手に考える時間を与えないようプレススピードを上げてみてください。

プロのサッカーでもゴール前の守備でボールホルダー(1人)に対してDF3~5人で囲むこともあります。見た感じは「団子サッカー」にも見えますが、しっかり連携のとれた守備体形なのです。

パスコースを塞ぎながら、どうすればボールが奪えるか、常に考えながら動いてみることです。

まずは

1.相手の足元にあるボールにタイミングよく突っ込む(足を出す)
これができるようになったら
2.周りをみて相手のパスコースを塞ぎながら取りにいく
3.味方を信じて思い切って体を当てにいく

相手にボールが渡る前にプレスをかけたり、相手選手の癖なども見れるようになると確率が高まります。

焦らずに何度もプレスを仕掛ける練習をしてみましょう。

息子もがんばってます♪

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バロンド

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小学5年生に学校のサッカークラブに入部、中学・高校とサッカー部に所属してました。10代後半から白髪が目立ちはじめ、いまでは息子のお友達に「お爺ちゃん?」と言われるほど頭の外も中も真っ白なお父さんです。リフティングを一緒にしているだけで、息ゼエゼエしてます。(笑)

プロになるのは通過点、その先を見据える息子のチャレンジを全力で応援していこうと思います!

いまサッカースクール、フットサルスクールで学びながら、スポ少でがんばってます。。。(^^)v

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