「やっとここまで戻ってきた。」
そう思えたのは、夏合宿が終わった日でした。
息子はジュニアユース中学2年。
5月末に剥離骨折を経験し、6月の約1か月間はボールを蹴ることも走ることもできませんでした。焦る気持ちを抑えながら、地道にリハビリと体力づくりを続けてきたつもりでした・・・
が、
体力を維持できるどころか、復帰してチームのマラソンでは下から数えた方が早い順位となり、少し動いたら息がゼエゼエの状態。
練習についていくのがやっとでした。
迎えた夏合宿。
想像していた以上に厳しく、ボールを使った練習よりも「走る」ことが中心。
長距離、ダッシュ、インターバルランニング。
まさに持久力との戦いでした。
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毎年、リタイアする選手も続出する地獄のランニング。
与えられたメニューをクリアするのも大変なものです。
正直、体力がガタ落ちしている息子が最後までやり切れるか心配でしたし、合宿当日はあまり無理をしないように伝えて送り出しました。
しかし、合宿を終えて帰ってきた息子の第一声。
「最後まで走れた」
疲れていたものの、どこかやりきった感に満ちていました。
何人ものメンバーが途中脱落した模様で本当に驚きました。
合宿のトレーニング中に
” もう無理! ”
と感じたら休みを入れるか、続けるかは本人に任されています。
息子もランニング練習のとき ” 休み ” を何度入れようと思ったか分からないと言ってました。
骨折で落ちてしまった息子の持久力を知っているだけに、本当によく頑張ったなあと思います。
ところが、その安心は長く続きませんでした。
合宿翌々日の夜、息子が「喉が痛い…」と言います。
熱を測ると39.1℃の高熱。
合宿明けに予定されていた試合は欠場することになりました。
せっかく体力が戻ってきたタイミングでしたが仕方がないですね。
合宿中は気が張っていたのかもしれません。
人は緊張している間は意外と体調を崩しにくく、終わってホッとした瞬間に疲れが一気に出ることがあります。
数日間、体を限界近くまで動かし続けた疲労が、合宿終了後にまとめて表れたのでしょう。
合宿明けの休暇は、すべて寝て過ごしました。
ジュニアユースになると、練習量は小学生時代とは比べものになりません。
特に中学2年生は、レギュラー争いが本格化し体力も技術も一段高いレベルが求められます。
だからこそ「合宿を最後までやり切ること」がゴールではありません。
本当に大切なのは、その後の回復です。
睡眠をしっかり取る。
栄養を十分に摂る。
そして、少しでも体調がおかしいと感じたら無理をしない。
これも大切なトレーニングの一つだと改めて感じました。
息子には
「風邪でダウンしたということは、今までのやり方ではダメだということ。中学生の段階でわかったから、いい経験になったね」
極度に疲れているときの体力回復、疲れを取る方法、睡眠時間を今一度見直す良いタイミングとなりました。
小学5年生、6年生のお子さんを持つ保護者の方は、「ジュニアユースに入ればサッカーがもっと上手くなる」と期待していると思います。
ただ、それと同じくらい体のケアも重要になります。
練習についていけるかだけではなく、疲労を回復させる力も成長していかなければなりません。
いまはAチームレギュラーではありませんのである意味問題ないのですが、主力メンバーの場合、チームに迷惑をかけてしまいます。
健康管理は、普段の練習と同じくらい重要度の高いものです。
今回、試合には出られませんでしたが、親としては
・持久力が戻った
・合宿練習をリタイアすることなく乗り切った
ことが大きな収穫と感じています。
試合はまたあります。
一歩ずつ積み上げた努力は、必ずこれからのプレーにつながっていくはずです。
ジュニアユースの生活は、思い通りにいかないことの連続。ケガをすることもあれば、体調を崩すこともあります。
それでも、その一つひとつを乗り越えながら、子どもたちは少しずつ心も体も成長していきます。
今回の出来事を通して、息子も「頑張ること」と同じくらい、「休むこと」の大切さを学んでくれたと思います。
これからジュニアユースを目指す小学生や保護者の皆さんには、サッカーの技術だけでなく、コンディションを整える習慣もぜひ意識するよう伝えてあげてください。
その積み重ねが、きっとサッカー人生を支える大きな力になるはずです。
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