Q : 小中学校のサッカーは身長も重要と言われました。小さいとレギュラーは難しいのでしょうか?
A : 小中学生のお子さんを持つ親御さんの中には「身長が低いとレギュラーになれない?」と不安になる方も多いようです。
結論から言うと、同じくらいの技術や体力を持っている場合は、背の高い選手が選ばれる可能性が高いです。
特に小中学生年代では体格差が大きく、試合で当たり負けしにくい選手が評価されやすいためです。体が大きいのでキックのパワーや足の速い子が多い印象です。
なぜ身長が重要視されるのか?
極端な例になりますが
例えば高学年の子が小学校低学年の選手と一緒に試合をしていると考えてみましょう。
低学年の子よりも身体の大きいお子さんは簡単にボールを奪ってドリブル突破からシュートに持っていけると思います。
この状態(体格差)がいまの小中学生の各学年に当てはまっていると言えます。
背が低くても体幹のしっかりした子や大きな相手も恐れず突破力のある子もいますが、大きな大会等で選ばれる数は少ないです。
学年 | どんな子がレギュラー? |
---|---|
小学校1~3年 | ・突出して大きい子も少ないので、背が小さくても技術、足が速い、点を決める、ボールを取られないなど一つでも特徴があればレギュラーになれる可能性が高い。 ・ボールを夢中で追いかけている子、動き回れる子は、試合に使われることが多い。 |
小学校4~6年 | 体が大きくなってきて、基礎技術も身についている選手が増えてきますので、身長が大きいとレギュラーとして選ばれる可能性が高い。 |
中学生 | クラブチームに所属する子がほとんどで、レベルが同程度の子とプレーすることになります。 空中戦や競り合い、パワーの差が明らかなため、身体の大きな子が選ばれやすい傾向にある。 |
足を速くするには、縄跳びも効果大!
二重飛びもたくさんできるように練習しよう!
↓ ↓ ↓ 息子の自主練にも縄跳びを取り入れています♪
目次
身長はサッカーでどれくらい重要か?
サッカーは技術や戦術理解が最も大切ですが、体格がプレーに影響を与えるスポーツでもあります。
- ゴールキーパーやセンターバックなど守備的ポジションでは、身長の高さが直接有利に働きます。
- 攻撃でも空中戦や競り合いで有利になるため、高身長の選手は監督から重宝されやすい傾向があります。
これは小中学生だけに限らず、プロの世界でも同じです。 世界のトップリーグでも、同じ実力なら高身長の選手が選ばれるケースは少なくありません。
息子も小学生年代で全国レベルの大会セレクションを何度か受けに行きましたが、すべて不合格となりました。
実力も足りていなかったこともありますが、合格している子の体格の違いも明らかでした。
メッシは170cm!小柄な選手でも活躍できる!
とはいえ、小柄だから不利とは一概に言えません。
実際、メッシ(170cm)やイニエスタ(171cm)、日本代表でも遠藤保仁選手(178cm未満)は、世界トップレベルで活躍してきました。
ご存知の方も多いかと思いますが、メッシは幼少期から身長が低く、小学生高学年でスカウトの目に留まってからも身長が低いという理由でチームに入団できない可能性がありました。
「あいつは背が低いからいらない」
と判断された後もスカウト担当者が粘り強く交渉をしたことで入団できたことは有名な話です。
あの ” メッシ ” がです。。。
驚きですよね。
身長を伸ばすために意識すべきこと
それでも「やっぱり少しでも背を伸ばしたい!」と思うのは自然なこと。
小中学生の成長期に意識すべきポイントは以下の3つです。
1. バランスのとれた食事
- たんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)は筋肉や骨の材料
- 鉄分(赤身肉、レバー、ほうれん草)は血液の材料になり、酸素を運ぶ力を高める
- カルシウム(牛乳、小魚、チーズ)は骨の成長に欠かせない
↓ ↓ ↓ ワンポイント! ↓ ↓ ↓
「ほうれん草」「大豆」「納豆」「ひじき」等は、鉄分が体内に吸収されにくい「非ヘム鉄」と呼ばれる類。ビタミンCを一緒に摂ると吸収率を上げることが可能です。
それと「ほうれん草」は、鉄の吸収を妨げる「シュウ酸」が含まれています。アク抜きをすることで「シュウ酸」を減らし、鉄分の吸収を助けることができます。
ヘム鉄 ※吸収率10~30% | ・レバー(豚、鳥、牛) ・牛肉(赤身) ・赤貝、いわし、かつお、まぐろ など |
非ヘム鉄 ※吸収率5%以下 | ・ほうれん草、小松菜 ・納豆、小豆、大豆 ・ひじき など |
※「非ヘム鉄」の食材を避けるのではなく、偏らないようバランスよく食べさせてあげてください!
調理用のフライパンや鍋を鉄製にするだけで鉄分摂取ができる!
鉄分は体に吸収されにくいこともあり、不足しがちな成分です。
普段調理で使っているフライパンや鍋を鉄製にするだけでも鉄分が溶け出すため、比較的手軽に鉄分が摂れるようになります。ぜひお子さんのためにも鉄製フライパン、鍋も検討してみてくださいね!
もちろん我が家もフライパン、玉子焼き用、鍋などは、鉄製を使っています。😊
↓ ↓ ↓ 日本製の鉄製フライパン
※鉄製フライパンは洗剤で洗ったらダメです。
1.フライパンが温かいうちにタワシ等でお湯を使って洗う
2.中火で加熱して完全に水分を飛ばす
3.キッチンペーパー等で内側に油を刷り込むように塗る
↓ ↓ ↓ これは「日本製 鉄たまご」。鉄でできた” 鉄たまご ” を味噌汁の鍋に沈めておいたり、ご飯を炊くときに入れておくだけで鉄分が溶出して補給することができます♪ ぜひお試しあれ!
2. 質の良い睡眠
成長ホルモンは夜10時〜深夜2時に分泌されやすいといわれています。
遅い就寝は成長の妨げになるため、できるだけ早寝早起きを心がけましょう。
中学生は練習後、帰宅するのが22時前後になることもしばしば。
入浴剤で疲れた身体を癒すことも睡眠の質を上げるのにおすすめです。
お風呂に入るタイミングで入浴剤を子どもに入れさせれば、あのジュワジュワ~と泡の出ている間、しっかりと湯舟に浸かっていてくれるので、疲れも取れてリラックスできます。
それと睡眠の質を上げるには、夜寝る前のスマホもNGです。
強い光源は脳を覚醒させてしまい、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまうからです。
ダラダラとネットサーフィンもしてしまうので、注意しましょう!
3. 適度な運動とストレッチ
ジャンプ系の運動やストレッチも骨の刺激になり、成長期をサポートします。サッカー自体も成長に良い影響を与えるスポーツ。
サッカーをしている子であれば ” 適度な運動 ” は考えなくても良いですが、体調管理のためにもストレッチはしていきましょう。
小さな体を活かしたプレーを意識しよう!
わたしも中学3年まで朝礼で並ぶときはいつも一番前でしたので、小さい子の気持ちがわかります。
足は速い方でしたので、ドリブル突破を得意なプレーの一つとしてました。
小柄な選手にはこんな強みがあります。
- 低い重心によるドリブルの安定性
- 小回りの利いた動き
- 素早い反転や方向転換
つまり、体格に合った武器を磨けば十分にレギュラーを勝ち取ることは可能なのです。
小回りが利く、俊敏な動きができる強みを活かすためには
「周りをよく見る」
これが大切です。
競り合いになったら当たり負けしてしまいますので、” 相手選手がどこにいるか ” を常に意識し、
・ボールを取られない位置に置く
・ボールをもらってから判断しない(もらう前にどうするか決めておく)
・ワンタッチプレーを増やす
これらのプレーができるようになれば、小さな子でもレギュラー獲得に近づきます。
小中学校のサッカーにおいて、背が高い選手は有利になりやすいのは事実。
もうこれは仕方がありません。
ジュニアユース(中学生)になると、プロと同じように1部、2部などポイント制による公式戦があります。
1部、2部のチーム数は決められてますので、このリーグに入っていないチームは普段の地域の試合に勝ち続ける必要があります。
要は負けられないのです。
1年かけて順位を争いますので、勝敗数によって1部、2部残留、昇格、降格などが発生します。
なので、
試合順位によっては得失点差で昇格、降格が決まることもあるため、その日の試合の勝ちが確定していても小学生のときのようにベンチメンバーを出場させてあげることは、なかなかできないのです。
これは保護者はじめ選手たちも理解する必要があります。
うちの子はBチームです。
可能であれば公式戦に2分でも3分でも出場してほしいと思いますが、チームは勝ち続けないといけないので、そこはしっかりと線引きをしています。
いま出来ることは何か?
みんな同じように練習をしているわけですから、毎日練習に行っているだけではダメですよね。
サッカー練習中は誰よりも集中して、自身の課題解決、チャレンジ。
そして身長を少しでも伸ばしたいなら、食事・睡眠の習慣を整えることが何より大切です。
サッカーの練習に励むのと同じように、日常生活でも成長につながる行動を意識していきましょう!
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